この文型の特徴を一言で言えば、「文の中にもう一つ文が入りました」とでも言おうか。
5.第5文型:S+V+O+C(主語+動詞+目的語+補語)
She is sick. And I found it.
という二文があったとしよう。「彼女は病気だ」(S+V+C) と「俺はそれを知った」(S+V+O) である。
これはこれで、文学的表現でありかも知れない。或いは思いつきで話せばこう言ういい方になるかもしれない。
が、一般的な表現としては、「彼女が病気であることを知った」と、言うことが多いだろう。
ならば、日本語と同じように、二つをくっつけてみよう。it のところに She is sick. を代入するのだ。すると、こうなる。
I found she is sick.
なんだ、これでも全然いい。ただしこの場合には、時制というルールが働いて、 is は was と過去形になる(found に合わせる)。
これはよくみると文型的には、S+V+Oの形である。第3文型だ。
これはこれで通常、I found that she was sick. というように she was sick という文節がO(目的語)であることをはっきりさせるために、that を前に置く。まぁなくてもいいのだが。数式をAB と表現するかA(B)と表現するかの違いくらいに思えばいい。しかし、これはどこまで行ってもS+V+Oである。
さて、ここからが、腕の見せ所である。上記のS+V+CとS+V+Oを合体し第5文型を作るとしよう。なんということもない。それが、これだ。
I found her sick. (S+V+O+C)
ここで、気がついて欲しいのが、OとCの関係である。そこだけ取ってみると、その関係は、S+V+C、即ち、she is sick なのだ。この is に当たるVを「隠れV」と呼ぶことにしよう。
それから、Sheは文の中に入ったことによって、herとなることが重要だ。つまり、I, you, we, he, she, they などの人称代名詞は、Oのポジションに入ったら、必ず目的格になる、ということは忘れてはならない。
数式で表わすと、(S1+隠れV+C)x(S2+V+O)=S2+V+S1+C と言う具合になる。
そしてこの文の特徴は、「俺は、気づいた」ということが主題であるといいうことだ。「気づいた」ということが強調される。さもなくば、上記の最初の二文のように、分けていっても一向に差し支えないということになる。
仮に、「彼女は病気だ」が強調すべきで、「俺も気がついてはいるが」のような付帯的表現がしたいのなら、She was sick as I found. と言えばいい。が、ここではややこしくなるので、割愛しよう。as 以下は従属接続節である。つまりは「飾り」化だ。

I was watching them play baseball...
ではどんな動詞が第5文型をとるか
第5文型を取ることのできる動詞とその例文を挙げておく。第4文型では11あったが、こっちは、8個だ。もっとあるかも知れないが、これで十分だ。
その前に、言っておかなければならないことがある。find と make は、第4文型の動詞でもある。S+V+O+O と S+V+O+C の両方がありうると言うことだ。
これには注意が必要だ。最後が、OかCかを簡単に見極めることが出来れば、それほど問題ではないのだが、その語が名詞なのか形容詞なのかの判別が付かない場合、混乱する可能性がある。
因みに、Cが名詞である可能性がある。そういうときは、その前にあるOとの関係をよくみよう。「隠れV」が be動詞である場合があるからである。She is sick. はいいが、She is a doctor. もあるからだ。
1.find (略)
2.call They call me a doctor. (私のことを先生と呼ぶ)
3.name I named my dog Sandy. (犬にサンディと名付けた)
4.keep Please keep your room clean. (部屋をきれいにしておきなさい)
5.see I saw him running along the street. (彼が走っているのをみた)
6.leave Please leave me alone. (私を一人にしておいて)
7.make The news made us pleased. (知らせに喜んだ)
8.have I have her stayiing with my mom. (母と一緒にいてもらう)
She has her hair cut. (髪をきってもらう)
使役動詞というまた面倒な連中 だが使える
上記の動詞群と混同しやすいのが使役動詞である。もしかしたら、「第6文型」とでも呼ぶべき文型かも知れない。(個人の感想である。一般的には学会においてその効用は認められていない。)
つまりは、S+V+O+原形V という特殊形である。
haveとmakeとlet がそれだ。とりあえず、忘れて貰っていいが、一応例文を挙げておく。
1.have She had her son go shopping. (買い物に行かせた)
2.make She made her son go shopping. (買い物に行かせた)
3.let She let her son go shopping. (買い物に行かせた)
上記は三つとも同じ文章としたが、haveとmakeは、命令で行きたくもない買い物に息子を行かせたのに対し、letは息子が行きたいという買い物に行くことを許したというニュアンスがあるので、その違いにははっきりした使い分けが必要となる。
もう一丁、知覚動詞もいるぞ
それからもうひとつ。ややこしいのが知覚動詞と呼ばれるヤツである。watchとseeとhearの三つだ。これらもわかりにくい。第5文型なのか、第6文型なのかという部分だが、どっちもある。このあたりは、習うより慣れた方がいいだろう。
これも、一応例文を挙げておく。上段が第6文型。下段が第5文型だ。
1.watch I was watchig people pass by. (人が通り過ぎるのを眺めていた)
I was watching people passing by. (人が通り過ぎてゆくのを~)
2.see (略)
3.hear I heard birds sing. (鳥たちが鳴くのを聞いた)
I heard birds singing. (鳥たちが鳴いているのを聞いた)
俺的には、上記の例は、好みの問題で、どっちでもいいだろ。。。というレベルだが、翻訳家などの専門家に言わせたら、大きな違いだ!と捲し立てるだろう。

I watched USA playing rugby against Argentina...
真面目になりすぎたので、5文型の話は以上とする。次は、「飾り」の話が出来たらと思う。
倍率は高すぎても、気持ち悪くなるので、この8倍程度が丁度いい。スポーツ観戦には持って来い。バードウォッチングには若干向かない気がする。値段はいいが、性能もいい。
5.第5文型:S+V+O+C(主語+動詞+目的語+補語)
She is sick. And I found it.
という二文があったとしよう。「彼女は病気だ」(S+V+C) と「俺はそれを知った」(S+V+O) である。
これはこれで、文学的表現でありかも知れない。或いは思いつきで話せばこう言ういい方になるかもしれない。
が、一般的な表現としては、「彼女が病気であることを知った」と、言うことが多いだろう。
ならば、日本語と同じように、二つをくっつけてみよう。it のところに She is sick. を代入するのだ。すると、こうなる。
I found she is sick.
なんだ、これでも全然いい。ただしこの場合には、時制というルールが働いて、 is は was と過去形になる(found に合わせる)。
これはよくみると文型的には、S+V+Oの形である。第3文型だ。
これはこれで通常、I found that she was sick. というように she was sick という文節がO(目的語)であることをはっきりさせるために、that を前に置く。まぁなくてもいいのだが。数式をAB と表現するかA(B)と表現するかの違いくらいに思えばいい。しかし、これはどこまで行ってもS+V+Oである。
さて、ここからが、腕の見せ所である。上記のS+V+CとS+V+Oを合体し第5文型を作るとしよう。なんということもない。それが、これだ。
I found her sick. (S+V+O+C)
ここで、気がついて欲しいのが、OとCの関係である。そこだけ取ってみると、その関係は、S+V+C、即ち、she is sick なのだ。この is に当たるVを「隠れV」と呼ぶことにしよう。
それから、Sheは文の中に入ったことによって、herとなることが重要だ。つまり、I, you, we, he, she, they などの人称代名詞は、Oのポジションに入ったら、必ず目的格になる、ということは忘れてはならない。
数式で表わすと、(S1+隠れV+C)x(S2+V+O)=S2+V+S1+C と言う具合になる。
そしてこの文の特徴は、「俺は、気づいた」ということが主題であるといいうことだ。「気づいた」ということが強調される。さもなくば、上記の最初の二文のように、分けていっても一向に差し支えないということになる。
仮に、「彼女は病気だ」が強調すべきで、「俺も気がついてはいるが」のような付帯的表現がしたいのなら、She was sick as I found. と言えばいい。が、ここではややこしくなるので、割愛しよう。as 以下は従属接続節である。つまりは「飾り」化だ。

I was watching them play baseball...
ではどんな動詞が第5文型をとるか
第5文型を取ることのできる動詞とその例文を挙げておく。第4文型では11あったが、こっちは、8個だ。もっとあるかも知れないが、これで十分だ。
その前に、言っておかなければならないことがある。find と make は、第4文型の動詞でもある。S+V+O+O と S+V+O+C の両方がありうると言うことだ。
これには注意が必要だ。最後が、OかCかを簡単に見極めることが出来れば、それほど問題ではないのだが、その語が名詞なのか形容詞なのかの判別が付かない場合、混乱する可能性がある。
因みに、Cが名詞である可能性がある。そういうときは、その前にあるOとの関係をよくみよう。「隠れV」が be動詞である場合があるからである。She is sick. はいいが、She is a doctor. もあるからだ。
1.find (略)
2.call They call me a doctor. (私のことを先生と呼ぶ)
3.name I named my dog Sandy. (犬にサンディと名付けた)
4.keep Please keep your room clean. (部屋をきれいにしておきなさい)
5.see I saw him running along the street. (彼が走っているのをみた)
6.leave Please leave me alone. (私を一人にしておいて)
7.make The news made us pleased. (知らせに喜んだ)
8.have I have her stayiing with my mom. (母と一緒にいてもらう)
She has her hair cut. (髪をきってもらう)
使役動詞というまた面倒な連中 だが使える
上記の動詞群と混同しやすいのが使役動詞である。もしかしたら、「第6文型」とでも呼ぶべき文型かも知れない。(個人の感想である。一般的には学会においてその効用は認められていない。)
つまりは、S+V+O+原形V という特殊形である。
haveとmakeとlet がそれだ。とりあえず、忘れて貰っていいが、一応例文を挙げておく。
1.have She had her son go shopping. (買い物に行かせた)
2.make She made her son go shopping. (買い物に行かせた)
3.let She let her son go shopping. (買い物に行かせた)
上記は三つとも同じ文章としたが、haveとmakeは、命令で行きたくもない買い物に息子を行かせたのに対し、letは息子が行きたいという買い物に行くことを許したというニュアンスがあるので、その違いにははっきりした使い分けが必要となる。
もう一丁、知覚動詞もいるぞ
それからもうひとつ。ややこしいのが知覚動詞と呼ばれるヤツである。watchとseeとhearの三つだ。これらもわかりにくい。第5文型なのか、第6文型なのかという部分だが、どっちもある。このあたりは、習うより慣れた方がいいだろう。
これも、一応例文を挙げておく。上段が第6文型。下段が第5文型だ。
1.watch I was watchig people pass by. (人が通り過ぎるのを眺めていた)
I was watching people passing by. (人が通り過ぎてゆくのを~)
2.see (略)
3.hear I heard birds sing. (鳥たちが鳴くのを聞いた)
I heard birds singing. (鳥たちが鳴いているのを聞いた)
俺的には、上記の例は、好みの問題で、どっちでもいいだろ。。。というレベルだが、翻訳家などの専門家に言わせたら、大きな違いだ!と捲し立てるだろう。

I watched USA playing rugby against Argentina...
真面目になりすぎたので、5文型の話は以上とする。次は、「飾り」の話が出来たらと思う。
倍率は高すぎても、気持ち悪くなるので、この8倍程度が丁度いい。スポーツ観戦には持って来い。バードウォッチングには若干向かない気がする。値段はいいが、性能もいい。
邪魔にもならず、バードウォッチングやスポーツ観戦にはとっても重宝する。堅牢性で、俺はSlik派だな。 |