その昔、宮廷に使える女人であった嫦娥(こうが)が西王母から授かった不老不死の霊薬をもって、月へ逃れたところ、罰としてヒキガエルにされたという、中秋節にまつわる伝説がある。
よって、以来月にはヒキガエルがいる。日本ならウサギなのだが、大陸ではそのようになっている。つまり、月には不老不死の力がある。月水という、満月の夜に降る夜露を集めた水には、そのような不思議な力があり、若水とも言われる。
オレは、この月とヒキガエルと不老不死の話が好きだ。
昨夜は、皆既月食の夜であった。月食には禍をもたらす何かがあるという。昔は見てはいけないモノだったらしい。
が、オレはベランダでその一部始終を鑑賞するチャンスを得た。寿司と鍋と月見酒、としゃれ込んだ。ワラ。
少しはカメラに収められるかとも思ったが、オレの望遠レンズは105mmまでである。まぁ、何も写らなかった。ワラ。
一応、皆既の状態。見た目はもっとオレンジ色なのだが、普通のカメラではここまでだ。左下辺りに天王星とおぼしき星の点が見えた。数分後には消えたので、多分それだ。
なお8倍の双眼鏡でみる月は中々美しかった。
P.S.
今、地震があった。茨城で震度5強。。。月は、何故茨城を狙ったのか。。。気になる。