ジェイクロのクスッと

日常の出来事、思ったこと、体験したことをクスッと綴る。趣味はカメラと旅行、時々カヤック。興味は歴史と経済とスピリチュアル。関心は健康。特化は別荘ライフと英語かな?

カテゴリ: 宇宙・科学

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 その昔、宮廷に使える女人であった嫦娥(こうが)が西王母から授かった不老不死の霊薬をもって、月へ逃れたところ、罰としてヒキガエルにされたという、中秋節にまつわる伝説がある。
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 よって、以来月にはヒキガエルがいる。日本ならウサギなのだが、大陸ではそのようになっている。つまり、月には不老不死の力がある。月水という、満月の夜に降る夜露を集めた水には、そのような不思議な力があり、若水とも言われる。

 オレは、この月とヒキガエルと不老不死の話が好きだ。

 昨夜は、皆既月食の夜であった。月食には禍をもたらす何かがあるという。昔は見てはいけないモノだったらしい。
 が、オレはベランダでその一部始終を鑑賞するチャンスを得た。寿司と鍋と月見酒、としゃれ込んだ。ワラ。
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 少しはカメラに収められるかとも思ったが、オレの望遠レンズは105mmまでである。まぁ、何も写らなかった。ワラ。 
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 一応、皆既の状態。見た目はもっとオレンジ色なのだが、普通のカメラではここまでだ。左下辺りに天王星とおぼしき星の点が見えた。数分後には消えたので、多分それだ。
 なお8倍の双眼鏡でみる月は中々美しかった。

 P.S.
 今、地震があった。茨城で震度5強。。。月は、何故茨城を狙ったのか。。。気になる。



Experts have discovered a green glow in the Martian atmosphere, the first time that's ever been seen on another planet besides Earth.
(専門家によると、火星の表面に緑色に発色する大気層を発見したとのことだ。地球以外の惑星で観測されたのは、初めてのことである。)

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  欧州宇宙機関((ESA)提供

The green glow, or light, is a result of oxygen atoms interacting with the sunlight, researchers noted. It had long been
theorized to occur on other planets besides Earth, but it had never been observed until the Trace Gas Orbiter (TGO) satellite did so earlier this year. The Earth's glow can usually be seen from the International Space Station.
(その緑色の淡い発色現象、或いは光源といってもいいが、それは太陽光と酸素分子が反応することによって起こるものだ、と研究者は説明する。それは、長い間、地球以外の他のどの惑星でも起こりうることとして理論づけられていたが、実際に観測されたことはなかった。タレス・トレース・ガス・オービター衛星(TGO)が今年になってこれを初めて観測したのだ。地球の発光現象は、ISS(国際宇宙ステーション)から普通に観測できる。)

“One of the brightest emissions seen on Earth stems from night glow," said the study's lead author, Jean-Claude Gérard of the Université de Liège, Belgium, in a statement. "More specifically, from oxygen atoms emitting a particular wavelength of light that has never been seen around another planet.”
(「地球上で観測される最も明るい光の放射は夜間の灯りによるものである。」とベルギー・リージュ大学の研究チームの主任責任者のジーン・クラウド・ジェラルド氏は発表論文の中で言う。「より正確に言うと、地球以外の惑星ではかつて観測されたことはなかった、ある特定の光の波長を放射する酸素分子によるものということだ。」)

“However, this emission has been predicted to exist at Mars for around 40 years — and, thanks to TGO, we’ve found it,” Gérard added.
(「しかしながら、こうした放射現象は40年程前から火星には存在すると予想されていた。ーそして、TGOのおかげで、今我々はそれを確認したのだ。」とジェラルドは付け加える。)

The excited oxygen was observed at very precise altitudes, with the strongest reading "at an altitude of around 80 kilometers and varied depending on the changing distance between Mars and the Sun,” one of the study's co-authors, Ann Carine Vandaele, added.
(「励起状態にある酸素が、非常に正確な高度において、観測されました。それは、相当に正確な測定値として、それが約80キロメートルの高度であり、太陽と火星の距離の変化にあわせて変動があることも確認されました。」と研究チームの共同責任者の一人、アン・キャリーナ・ヴァンデールは、補足する。) 
*励起状態:瞬間的な高エネルギー状態。電磁波を放出する。(詳しくはウィキで。)

The TGO has been observing the Red Planet since October 2016.
(TGO衛星は2016年10月からこの赤い星を観測し続けている。)

The phenomenon on Earth causes the polar auroras, also known as the Northern and Southern Lights, but this is very different from that, as the planet does not have a magnetic field, researchers noted.
(地球上での現象としては極地のオーロラを生む。北極光、南極光としても知られるものだ。しかし、このケースはそれとはかなり違う。何故なら、この惑星は磁界というものを持たないからだ。研究者らはそのように語る。)

“We modeled this emission and found that it’s mostly produced as carbon dioxide, or CO2, is broken up into its constituent parts: carbon monoxide and oxygen,” Gérard explained. “We saw the resulting oxygen atoms glowing in both visible and ultraviolet light.”
(「我々がこの放射現象をモデル化し実験すると、それは総じて二酸化炭素、即ちCo2が、炭素と酸素という構成要素に分解される過程で生成されるものであることを発見した。」とジェラルドは説明する。「我々は、結果として生じた酸素分子が可視光と紫外線の両者により発光することも確認した」)

“The observations at Mars agree with previous theoretical models but not with the actual glowing we’ve spotted around Earth, where the visible emission is far weaker,” Gérard continued. “This suggests we have more to learn about how oxygen atoms behave, which is hugely important for our understanding of atomic and quantum physics.”
(火星観測の結果というものは、これまでの理論モデルとの整合性は担保しているが、しかし、それは地球において観測される実際の発光現象と整合はしていない。それは、可視の放射現象がかなり弱いことが原因と思われる。」とジェラルドは続ける。「これが何を意味するかと言えば、我々は、酸素分子の振るまいについて、より深く研究し学ばなければならないということである。それは、原子・量子物理学の研究にとって、とてつもなく重要である。」

Gaining additional knowledge about the Martian atmosphere could help researchers better understand where to send future missions to the Red Planet, Håkan Svedhem, ESA’s TGO Project Scientist, said.
(火星の大気についての知識をより多く得ることは、今後の赤い星への惑星探査をどこに集中すべきかという判断の際にとても有益となるだろう、とハカン・スヴェヘム、欧州宇宙機関TGOプロジェクトの研究員は言う。)

“This type of remote-sensing observation, coupled with in situ measurements at higher altitudes, helps us to predict how the martian atmosphere will respond to seasonal changes and variations in solar activity,” Håkan explained. “Predicting changes in atmospheric density is especially important for forthcoming missions, including the ExoMars 2022 mission that will send a rover and surface science platform to explore the surface of the Red Planet.”
(「このタイプのリモートセンシングによる観測、これは高高度現場計測と一体となった手法であるが、これは我々が火星の大気が、季節的な変動や太陽活動の変化にどのように反応するかを予測することに貢献する。」とハカンは解説する。「大気密度の変化を予測することは、今後始まるミッションにおいて、特に重要である。これには、エグゾマーズ2022のミッションも含まれるが、赤い星の地表を探索する為に探査車と地表科学プラットフォームを送り込む予定だ。」)

By Chris Ciaccia | Fox News

theorize: 理論上想定する、理論化する。
stem from: ~に起因する。stemは茎、幹、葉柄、茎状のものの意。ワイングラスの脚。
constituent: 構成要素の、組成の。選挙権のある。
remote-sensing: 遠隔測定技術 https://www.esrij.com/gis-guide/imagery/remote-sensing/
in situ: 本来の場所で、現場で。(ラテン語)
rover: 放浪者、歩き回る人、探査車。
surface science platform: 着陸ステーション。https://exploration.esa.int/web/mars/-/56933-exomars-2020-surface-platform 

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 俺のRoverはこっち。

 火星にタコ型の宇宙人がいるとは誰も思わなくなって、久しい。今は、水があって、酸素があって、もしかしたら、本物の文明またはその痕跡があるかも知れないというのが 一般的になった。
 イーロン・マスクの火星移住計画も、ジョークではなく本気だ。前世は火星人だったというスピもチラホラ出現している。何かと忙しい最近の火星君ではある。
 お金と気力があれば、そのうち天体望遠鏡を買って、この興味深い星を生で観察したい。





  



 昨晩二十三時からYouTubeでBABYMETALのライブ放送をやるとのことで、何のことだぁ!と思ったら、2016年のWembleyのライブ映像の配信だったとさ。で、ワイン片手に一時近くまで鑑賞。やっぱり、Yuiメタルだよなぁ、いつか復活して欲しいなぁという感想と共に、聞き慣れた歌、見慣れたSueメタルの煽りを楽しんだ。やっぱり、半端ないな。

 てなことで、朝寝坊した今朝は、またもやの地震警報で目が覚めた。おっと、今日は5.11だ。やるとすれば今日だ。やはり来たかと思う一方、まぁどうせたいしたことはないだろうという高を括った態度で、ベッドに寝転がっていた。
 案の定、千葉だか茨城でMax震度3。。。たいしたことなかった。今日は朝から暑い日だ。外を見ると、見事な地震雲だ。ふーん、今日だけでもないかもなと思いつつ、写真を撮った。みんな、良く見ておけ。これから、本当にデカいのが来るぞ。言い続けていれば、そのうちに当たるだろう。ワラ。

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 千葉方面へと伸びる地震雲。左側にドクロが写っている。





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 NASAホームページより

 Juno(ジュノー)という木星(ジュピター)探査機かな。結構な解像度の写真が送られてきているようだ。インパクトがある。葛飾北斎もびっくり。大気中の水についての発見があったようなので、少しだけ、みてみよう。

 NASA's Juno mission has provided its first science results on the amount of water in Jupiter's atmosphere. Published recently in the journal Nature Astronomy, the Juno results estimate that at the equator, water makes up about 0.25% of the molecules in Jupiter's atmosphere — almost three times that of the Sun. These are also the first findings on the gas giant's abundance of water since the agency's 1995 Galileo mission suggested Jupiter might be extremely dry compared to the Sun (the comparison is based not on liquid water but on the presence of its components, oxygen and hydrogen, present in the Sun).

「Nasaの木星探査機は、木星赤道直下の大気における水分含有量が分子密度レベルで0.25%程に達しているという分析結果を Nature Astronomy誌上で発表した。これは太陽のそれの三倍以上である。また、1995年のガリレオ・ミッションでは木星は太陽に比して相当にドライであろうという示唆がなされていたのだが、今回、このガス惑星には予想以上の水分が存在していることがわかった。(但し、太陽との比較は、液体としての水においてではなく、太陽の酸素と水素そしてH2O化合物としての存在量をもとにしたものである)」

 Junoは2011年に打ち上げられて、2016年からJupiterの周回軌道に載っているらしい。
 Jupiterはローマ神話の主神だそうだが、その奥さんがJunoだという。Jupiterは浮気性だったが、嫉妬深い?Junoに浮気を暴かれた、とかいうエピソードがあるらしい。探査機は、そんなJupiterの秘め事を暴くべくJunoと名付けられたようだ。
 また、この巨大ガス惑星の水分量を確定することは科学者らにとっては大きなクリアすべき課題の一つであり、それが太陽系誕生の謎の解明に繋がると考えている。

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 NASAホームページより

Jupiter
Sony Music Labels Inc.
2017-12-03









 ISSって何だ?と訊かれた。俺も、それほど前から知っていたわけではない。中学の同級生ライングループのT君が発信してくる情報だ。いつもはスルーするのだが、昨日の晩は夜空を見上げた。

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 普段スルーする理由は、飛んでいるモノは違うにせよ、見た目は☆のような航空機の航跡にしか見えないからだ。そこまでの新鮮味いうか、感動的な体験は期待できない。もともと、感動しにくい俺の体質にも合わないというわけだ。

 今回は、能登半島の方角からやってきて、房総半島を抜けていく、そういうルートだという。ほぼ真上を通る。約6分の天体ショーだ。天体なのか?というツッコミは受け入れる。ワラ。
 屋外に出ると、西の空には金星が、東にはスーパームーン期のほぼ満月(一日前)が出ていた。見上げると、うっすらと色々な星も見える。桜の木越しに北西の空を眺めた。どのように現れるのかしらない。目をこらした。
 「やってきた!」肉眼で捕捉した。音もなく、何の躊躇もなく動いている。ほら、やはり飛行機が飛んでいるようにみえる。十分に安定している。どのくらいの高さを動いているのか皆目見当がつかない。
 で、後で調べたら、400kmの上空を飛んでいることがわかった。地上で言うと、東京から名古屋を眺めるようなモノか? 航空機は10km位のところを巡航する。そう思うと、結構な高度だ。

 まもなく天頂を過ぎると、ゆっくりと南東の空の方へと一直線に降りてゆく。高倍率の望遠鏡で見たら、宇宙ステーションの形も見えてきそうな気がした。(実際追随できないだろうし、大型の航空機サイズの物体を追うには400kmでは遠すぎるのだが)

 写真クラブのメンバーともシェアし、「今真上を通過」とか実況もした。皆で見た感があった。ただの正体不明の音もしない物体を追った数分間であったが、悪くはない経験であった。
 3週間おきくらいに日本の上空を通過するらしい。飛んでくる方向、仰角はそのときによってまちまちだということもわかった。今回ほぼ真上を通ったのもよかった。日本の実験棟の名前は「希望」である。今コロナ禍で苦闘する日本に希望の光が射した一時だった。

 30分後、安倍首相の緊急事態宣言があった。


THE ONE
TOY'S FACTORY
2016-04-01



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