ジェイクロのクスッと

日常の出来事、思ったこと、体験したことをクスッと綴る。趣味はカメラと旅行、時々カヤック。興味は歴史と経済とスピリチュアル。関心は健康。特化は別荘ライフと英語かな?

カテゴリ: リラックス(読書・音楽・暇つぶし)

 GWは何処も混雑。混雑のきらいなオレは手っ取り早く川越の散策に出掛けた。

 市内周遊バスが乗り放題で400円也。これを買った。が、買わんでも良かった。結果を言えば、歩いた。一々バスの時刻表には合わせられないということと、そもそも、歩き慣れていればどこも徒歩圏内だからだ。

 川越駅から、まずは向かったのは川越八幡。あと7年で、創建1000年だそうな。余り有名なスポットではないが、ちょっと気分が晴れた。隠れパワースポットに認定する。
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 その次に向かったのが、喜多院。ここでは、江戸城の屋敷を移築したという、家光生誕の間と春日局の化粧の間を見学。入場料400円也。非日常の空間である。ちょいと川越見直した。
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 枯山水の庭も立派だ。街中の喧噪も遠い。

 この後、チケットでセットとなっている五百羅漢を見学。自分に似た羅漢さんを探せと言うが、ちょいと難しい。これ全部一人で彫ったというわけではないよな?
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 オレ的にはこの二人の掛け合いが気に入った。
 「こら、聞いてんのか!」
 「はいはい、聞いてますよ」 
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 喜多院から氷川神社へ。魚釣りゴッコに遭遇。どうやら、釣った魚は御守になっているらしい。若い娘らが楽しんでいる。たぶん、いい彼氏が見つかりますように的な。いや、間違いない。

 腹が減ったので、時の鐘方面へと向かう。が、その界隈は大変な混みようで、中々食堂が見つからない。目当ての豆腐屋は営業しておらず、しばらくほっつき歩く。
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 最後はなんとかして見つけた菓子屋横丁近くのうどん屋で、天麩羅芋うどんにありついた。紫芋が練り込んであるのだろうか。が、そこまで芋の風味は、ない。

 菓子屋横丁の近所まで来たので、ついでに横丁をしばし散策。ソフトクリームを食ったら、300円のゆるい麩菓子を土産に買う。

 そうやって一通り、川越のオススメルートを巡り終えた。たっぷり歩きもした。なので、帰路についた次第。ここからも、やはりバス待ちは面倒なので、川越市駅へと徒歩で向かった。
 この辺り、高校の3年間通った道筋だが、昔通った通学路の面影はすっかりなくなっていた。。。ちょいとだけ、ノスタルジー。
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 川越は近いこともあり、オレ的には観光地としての位置づけではないのだが、こうして一日巡ってみるのも悪くはないかもしれない。基本、ストリートフードの食べ歩きが主目的になろう。
 あとは、鰻だな。特別なことでもない限り、手を出す気にはならんが。やれやれ。

 帰りの電車に飛び乗った途端、なんだかやきとりが食いたくなった。松山の駅を下りてから、ぶらっとな。目指すは三金、最近オススメのやきとり居酒屋だ。


 日本に来る外国人がめっきり増えたが、驚かされることが二つある。ひとつは、日本語を話せるひとが普通にいるということ、もうひとつは、箸をちゃんと持てるひとが思いのほか増えたということ。

 オレは箸の持ち方を学びたい外国人には、積極的にアドバイスしている。そんな今日この頃だ。

 何年か前に、JTのテレビCMで白人の美しいお姉さんが、庭のキレイな京都辺りの和室で、料理を食しながら日本文化かなにかを語る場面があった。が、ひどかったのは、彼女の箸の持ち方である。小学校低学年の持ち方だろう。殊更に目に付いた。
 よくもまぁ、食品メーカーのコマーシャルでこんな見てくれだけの女を使ったなぁという印象を持った。その後見なくなったが、広告製作会社も相当な阿呆だと思った。そんなJTだが、今は株を200株もっている。ワラ

 バラエティでも食レポシーンというモノをよく見かけるが、ひどいのはやはり碌な箸の握り方もしていないどこかの大御所のふざけたレポートだ。
 子供の時の家庭での躾がなっていなかったのだろうという見立ては当たらずとも遠からずだろう。確かに庶民にとって昭和はそういう時代だったのかもしれないが。

 これももう何年も前の話だが、東南アジア方面へ出張に出掛けたときのことだ。外食の際、台湾やシンガポールの若者達の箸の持ち方がとてもひどいことに気が付いた。
 多分経済が急発展していた時期に符合した。家庭での躾け・教育から経済の発展へと国民の意識が向いていた時代。
 その間に、欧米系の人々が追いついてきた。今はそんな構図かも知れない。

 オレは人を見るとき、人となりを判断する基準として、この箸も持ち方に特別な注意を払う。
 日本人として、箸をちゃんと持てないということは、どういうことか。そういう思いだ。一日に最低一度くらいは使う道具である。これを正しく扱えないと言うことは、それだけ基本・基礎を軽視していることに他ならない。
 箸も碌に使えない。そういう人物に仕事が任せられるのか。きっと見えないところでなにかを端折っている。なにかを軽んじている。

 子供には色々教えることはしなかったオレだが、箸の持ち方だけは厳しく指導した。何年も経って、そのことを感謝されたのは記憶には新しい。

  

 三が日の三日目。。。急に思い立って、三峯神社へ初詣に出掛けた。

 埼玉県内で一番遠い場所である。昼過ぎに家を出て、下道をのんびり走った。三峯神社へ最後に出掛けたのは何年前だったろうか。ナビ任せのドライブだ。こんな道だったか?と思うようなルートをひた走る。

 秩父の市街を越え、武甲山を横に睨みながら、更に山の奥へと走ってゆく。

 渋滞ありきと思っていたが、案外スムーズに目的地へと到達するかに見えた。ところが、神社まであと3kmと言うところで渋滞が始まった。山の中のクネクネした一本道である。
 渋滞と言うより、停滞と言うべきか。歩く方が速い。実際我慢できなくなって歩く人もいる。が、登りの3kmは遠いし、帰りがまたつらいだろう。

 渋滞は2時50分頃に始まった。そして、神社の駐車場へ到達したときには、既に4時半を回っていた。江ノ島方面や帰省ラッシュならまだしも、山の中の一本道3kmで2時間である。

 が、不思議なモノで、腹が立たない。そりゃそうだろう。神様に会いに行くのに平常心を保てなくてどうする。感謝の気持ちで一杯だ。。。そうなのか?

 どうにか一番奥の遠い駐車場にクルマを停めると、そこから550m。一目散に急いだ。神様に会いたくてではない。オシッコが漏れそうだからだ。そう、なにかの拍子でちびる限界点に達している。

 熱心な信者のごとく道を急ぐ。ガードマンさんに、トイレはどこですか?と尋ねるにも躊躇はない。

 辺りはすっかり暗くなっている。

 まずは、参拝に並ばなくてはならない。
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 並ぶのは15分ほどだったろうか。参拝は20秒であろう。そそくさと神様にお祈りを捧げると、次はお札の調達である。

 我が家には、神棚はあるが、神様が入っていない。というなんとも間抜けな家族である。なので、ここは奮発して、天照皇大神宮と三峯神璽、さらには高血圧が少しでもよくなりますようにと病気平癒の御守をゲット。なんだかいいことをした気分になった。御利益、よろしく。
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 ご神木の見事なこと。深呼吸を三度し、ゆっくりと手を合わせる。オレの場合、頼み事をするわけでもなく、こう言うときばかりは何故か無心になれる。

 まぁなにしろスピ界隈では、パワー抜群の三峯さんである。まちがいない。

 祈祷の受付は夕方5時まで。お札の販売は6時までとある。勿論、三が日仕様の営業時間だ。なんとかタスクを完遂し、駐車場へと急ぐ。
 人影はまだまだ多い。

 クルマにはサンチャンを待たせてあった。三峯神社は犬猫立ち入り禁止だ。
 
 真っ暗な山道を駆け下り、ダムの上を走り、一直線に自宅へと急いだ。途中でメシを食おうと思ったが、どこもお休みが多く、行きつけのスーパーすら閉まっていた。

 仕方なく、家に帰ってから、おせちの残りを肴に、ちびちびと酒を啜る、三が日の最終日。無人の神棚に、居心地は保証は出来ないが、アマテラスさんをお招きでき、なんともホッとした夜が深まっていくのである。

 隣地百坪少々・古家付き、を購入する羽目となった。

 およそ2年前のことである。一学年下の顔なじみのオバチャンが我が家に突然やってきた。オレを見ると曰く、「今度隣の土地を売りに出すので、今停めているクルマは近い将来退去して貰うことになりました」と。

 オレはゲッと思いつつも、売るんなら、「オレが買うよ」と二つ返事した。

 想定外の事態であった。二千万くらいか。。。そりゃぁ高い買い物だよなぁ。言ってしまったあと、ホントにええんか?金あるんか?と自問自答する日々がずっと続く。
 それでも、地続きの土地なら倍の値段でも買えという格言を信じた。

 得体の知れない出来損ないの様な輩が隣に来るのは避けなければならない。ましてやニーハオやグエンなんぞが来た日にはこの世の末だ。
 よって、選択肢は「買い」以外にはなかった。

 もう少し先のことでもよかったのだが、先方は早く売りたがっていた。結局は今月その土地を購入することになった。
 契約書はオレが作った。不動産屋は通さない。司法書士を入れて交渉した結果、先月合意に至ったのだった。契約書に署名すると、ようやくオレの腹も決まった。お値段は多少まけてもらった。これで良しとするほかない。

 まだオレのものではなかったが、草ぼうぼうの庭は少し片付けた。余計な木も切り倒した。

 古家は物置にする算段だ。現況では住める状態ではない。今、古家前の土地には我が家のクルマが3台停めてある。田舎なので駐車料金は安く、年18万円だ。これが丸々支払う必要がなくなる。カバチャンは別の所に停めてあるので、こいつも合わせると計24万円の節約だ。

 一方、支払う固定資産税は11万円程度となる。よって差し引き13万円の費用低減だ。まぁ、悪くはないだろう。

 それから残り三台分の駐車スペースが確保されている。月極貸し駐車場にするつもりだ。そしてあわよくこれが丸々稼働すれば、年18万円の収入となるわけだ。費用低減効果とあいまってトータルで31万のプラスである。

 この土地購入を投資効果で換算すると、およそ年利2%の収益となる。まぁ、株に比較すると多少の物足りなさはあるが、物置ゲットもあるし、これを良しとする腹の具合となろう。

 愈々明日の朝、この取引を実行するために、朝一で銀行へ駆け込む予定だ。ふぅ。
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 この辺りはオレの土地になるということだ。どんとこーい。

 さて一夜明け、銀行に走った挙げ句、この土地と古家が無事我が物となった。
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 記念のワンショット。

 この翌日、不動産屋に向かい、目論見通り三区画を月極駐車場として貸し出すことを決めた。

 兄弟の次くらいに親しい従兄弟が急逝した。癌が再発し、返らぬ人となった。奇想天外な面白い人であった。コロナのせいで暫く会っていなかったのが少し心残りだ。

 二日前に急報を受け、数日前より大雪で騒ぎになっている新潟へとイブの朝向かうこととなった次第だ。
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 これにはびっくりしたが、初めて見る関越道前橋付近の除雪車。駒寄PAでチェーン装着の指示が出ている。この辺りで事故っている奴も見かけた。警察が出動している。
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 駒寄を抜けると一気に流れはスムーズに。が、雪は激しくなり、赤城のPAがこんな感じだ。この先どれだけ掛るか分らないので、トイレ休憩。
 カバチャンはこういうときには頼れる相棒。ワイパーはヘボだが。
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 意外や意外、トンネルを抜けると、そこは雨が降っていた。こんな天気でもあり、交通量は殆どない。小千谷までは一気に走る。
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 小千谷にはほぼ目論見通りの時間に着いた。錦鯉センター横の物産館にあるラーメン屋さんで、期間限定味噌塩麹ラーメンを食す。シンプルに旨い。餃子も旨かった。もしかすると、人気店だ。客の出入りがひっきりなし。
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 腹ごしらえをした後は、「錦鯉の里」に預けてあるオレの鯉(昭和三色)、クロタツと4年ぶりに再会。とは言っても、大勢の錦鯉のなかからクロタツを見つけ出すのは容易ではない。係のおじさんになんとか見つけてもらい、ようやく面会。大分デカくなっていることを確認した。むこうは、オレがオーナーであることをつゆも知らない。
 因みに、クロタツ、10万円のふるさと納税でゲットした個体である。もう5年くらい経つ。25千円相当の稚鯉という触れ込みであった。大きく育ってなにより。

小千谷市ふるさと納税ー錦鯉他 ←10万円コースはなくなったようだ。

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 葬儀参列を無事終え、帰路についたのは4時過ぎであった。湯沢辺りから雪になり、トンネルを越えてからも赤城あたりまでは大雪であった。
 途中バンパーを凹ませた事故車もみた。カバチャンは、雪道に動ずることも一切なく、得意顔ですいすい、坂道を下ってゆく。
 8時前には家に着いた。外気温5度。何故かこちらの方が寒く感じた。 
 コロナでずっと会えなかった親戚の面々との久しぶりの再会を喜んだりもしたこの日であった。故人の粋なクリスマスプレゼントであったかも知れない。
 頂いてきたお斎(おとき)がわりのりっぱなお弁当とお酒をいただきながら、その故人をゆっくりと偲ぶクリスマスイブの夜更けであった。合掌。

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