二ヶ月ぶりに、山荘を訪れた。心配は、クマザサだ。どれだけはびこり浸食されているか。面倒な奴らなのである。よって撃退しなければならない、絶対に負けられない試合がそこにはある。ワラ。

 一番草木が育つ季節に、山荘へ行って手入れしていないと、結構悲惨なことになる。はずだ。こういう放置は、コロナでもなければあり得ないのだが、まぁ、しかたない。相手は自然。そう考えれば、有り難くもある。ワラ。

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 クマザサは、葉っぱを採集して、お茶を作る。手間は掛かるが、これがクマザサとの共存方法だ。白湯のような味わいだが、香りがふわっと口の中に広がる感じが心地よい。何杯でも飲める。買えば、そこそこのお値段だし。確か、薬効もあったはず。
 


 で、着いてみたら、以下の通り。山荘を持つということは、その手入れを覚悟しなければならない、ということでもある。自宅ですらろくにそんなことしないのに、何故、山荘だと出来るかということだが、要は、気分転換、新しい発見、運動不足解消、涼しい環境でのビール、その他諸々の効用があるからである。
 
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 クマザサもそうだが、はびこっていたのは蕗の葉っぱである。まぁこれは、想定内。

 それから、年に数度しか来ない人たちは、ほったらかしという御仁もいることにはいる。夏の間、どれだけ草がボーボーになろうが、お構いなし。
 何故か。答えは簡単。冬が来れば皆枯れて、土に戻る。きれいさっぱり消えてなくなる。そこを我慢するかしないかだけの話だといえば、そのとおり。そういうことなのだ。
 
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 もう一つ面倒なのが、何年か前に切り倒した木の切り株から新芽が次から次に出てくるということだ。こいつらも処置しなければならない。

 俺の場合、ボーボーの中でビールを飲んでもうまくはない、ということなのだろう。しっかり管理された別荘地ならば、近所から苦情が来るかも知れないが、ここでは、余程の「すっとこどっこい」でもなければ、クレームを入れてくる輩はいない。自然のほうが勝っているのだ。
 ある意味、俺も、隣んちのクマザサと戦っているわけだが、それも又山荘生活。「すっとこどっこい」ではない。

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 ということで、出番はマキタの刈払機である。これは、こういう事態の時のためにある。が、3年くらい動かしていなかったので、エンジンが掛かるかどうかが心配だった。
 だが、一発で掛かった。さすが、マキタ。いや、ホンダエンジンなのか。今度お金があったら、株を買うと心に誓う。刃の方は、石も刈っているので、そろそろ替え時かも知れない。ワラ。

 ガス満タンで25ccくらいだと思うが、1時間くらい掛けて、ヨレヨレ、ヘロヘロになりつつも、ガス欠まで一気に刈った。ヘルメットから汗がしたたり落ちる。やってる感は満載だ。
 コイツよりヘビーなヤツは、チェーンソーだが、こういう男の作業は楽しいなぁ。(半信半疑)作業を終えても、指先に暫くエンジンの振動が残った。新しい経験であった。ワラ。


 
 ともかく、ボーボーだった庭。二ヶ月床屋に行ってなかったヤツが、スポーツ刈りにしてきましたくらいには、さっぱりした。あと細かいところは、鎌で整える。。。
 
 コロナで自粛とはいいながらも、山ん中なので、何軒も避暑に来ていた。他人と接触する機会はほぼゼロなので、まさにコロナ対策は万全。ウィズコロナの時間の過ごし方としては、最強である。
 これから、別荘を購入しようと考える人は、絶対に増える。住友林業(お隣さんを建築中)の株も買いかも知れない。ワラ。

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  刈った後の庭の写真を撮り忘れたが、気分は上々、ビールも飲んで、この空の如く爽快である。

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 某W大学に今年入学したメイが、リモート疲れマックスによって、ストレス解消。笛を吹きにやってきた。

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  ここ菅平では、紫陽花の花が、奇妙な時期に咲く。

 ところで、ここ菅平高原の夏の気温だが、対熊谷比でマイナス10度である。日曜、日本各地で38度と言っているときが25、6度(室内)だった。涼しさこの上なし。それでも、日差しは強い。日陰が心地よい。
 窓を開け放したまま寝ると、明け方冷えるので、注意が必要。最低気温は、16、7度だ。

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  木漏れ日が何故か丸になる。新発見。