梅雨入りが発表された。まだ、外は明るく雲は多い、寧ろ夏模様だ。ここ数日、三十度を超す暑い日が続いていたので、多少なりとも気温が下がるのは有り難いことだ。コロナは都内を中心にまだ感染者を出しているが、湿気に弱いという噂もあるので、いい方に作用するかも知れない。

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 ところで、梅雨といえば、昔はこうではなかった。小学校の頃は、雨が降ると水たまりがよく出来て、長靴と傘で泥水をかき混ぜて遊んだ。通学路に茶の木があり、そこによくカタツムリを見つけた。そのまま家まで連れて帰ってきて、段ボールの家を作ってやったものだ。気がつくと、カタツムリは、干上がって殻だけになったか、或いはその前にどこかに消え失せていた。

  やれツブリ 干上がる前に 退避せよ

 中学校の頃、体育の時間にグラウンドで野球をしていると、「あれ、6月って結構暑いんだな」と思ったことがある。何故かその感覚を今でも思い出す。そう、6月は梅雨といっても、暑いのだよ。
 昔はコンクリートも少なかったので、地面が今ほど熱を帯びていなかったせいなのか、肌寒い日が多かった。だから梅雨といえば、ほぼ毎日しとしとと雨が降っていた印象が強い。

 地球温暖化のせいなのか、最近の天候で大きく変わったのは、とにかく、風がよく吹くということだ。今日も近所の竹林が西風に吹かれて左右に大きく揺れ動いている。昔は、梅雨から夏の終わりにかけて、台風でもなければ殆ど風らしい風は吹かなかった。そよそよという風でも、「あーいい風」とかうそぶきながら、有り難がったものだ。
 今は、春先からブンブン風が吹く。台風もお構いなしにやってくる。百年経っても、季節というものは変わらぬ形でやってくると思い込んでいたが、どうやらとんだ幻想のようである。

 さて、今日の昼飯は、野菜天麩羅蕎麦だ。ウソだ、ワレ。158円のカレーパンだ。ワレ。

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What the fuck, men!
  BLM fury breaking into the darkness
A sizzling pavement, it's insane