ジェイクロのクスッと

日常の出来事、思ったこと、体験したことをクスッと綴る。趣味はカメラと旅行、時々カヤック。興味は歴史と経済とスピリチュアル。関心は健康。特化は別荘ライフと英語かな?

2023年01月

 日本に来る外国人がめっきり増えたが、驚かされることが二つある。ひとつは、日本語を話せるひとが普通にいるということ、もうひとつは、箸をちゃんと持てるひとが思いのほか増えたということ。

 オレは箸の持ち方を学びたい外国人には、積極的にアドバイスしている。そんな今日この頃だ。

 何年か前に、JTのテレビCMで白人の美しいお姉さんが、庭のキレイな京都辺りの和室で、料理を食しながら日本文化かなにかを語る場面があった。が、ひどかったのは、彼女の箸の持ち方である。小学校低学年の持ち方だろう。殊更に目に付いた。
 よくもまぁ、食品メーカーのコマーシャルでこんな見てくれだけの女を使ったなぁという印象を持った。その後見なくなったが、広告製作会社も相当な阿呆だと思った。そんなJTだが、今は株を200株もっている。ワラ

 バラエティでも食レポシーンというモノをよく見かけるが、ひどいのはやはり碌な箸の握り方もしていないどこかの大御所のふざけたレポートだ。
 子供の時の家庭での躾がなっていなかったのだろうという見立ては当たらずとも遠からずだろう。確かに庶民にとって昭和はそういう時代だったのかもしれないが。

 これももう何年も前の話だが、東南アジア方面へ出張に出掛けたときのことだ。外食の際、台湾やシンガポールの若者達の箸の持ち方がとてもひどいことに気が付いた。
 多分経済が急発展していた時期に符合した。家庭での躾け・教育から経済の発展へと国民の意識が向いていた時代。
 その間に、欧米系の人々が追いついてきた。今はそんな構図かも知れない。

 オレは人を見るとき、人となりを判断する基準として、この箸も持ち方に特別な注意を払う。
 日本人として、箸をちゃんと持てないということは、どういうことか。そういう思いだ。一日に最低一度くらいは使う道具である。これを正しく扱えないと言うことは、それだけ基本・基礎を軽視していることに他ならない。
 箸も碌に使えない。そういう人物に仕事が任せられるのか。きっと見えないところでなにかを端折っている。なにかを軽んじている。

 子供には色々教えることはしなかったオレだが、箸の持ち方だけは厳しく指導した。何年も経って、そのことを感謝されたのは記憶には新しい。

  

 とは言っても、最近の話ではない。二年前の話だ。この先、インドの会社に就職したいと考えている人の参考になればと思ってこれを記す。オモシロ半分である。ワラ

 そもそものキッカケは、それまで努めていたアメリカの会社をクビになったからである。まぁ、じり貧の会社だったので、潮時ではあったが、ごまかせるのならあと5年くらいは頑張りたいと考えていたが、その野望は潰えた。
 なので、インドの会社へは自分で売り込んだ。そうしたら、いいよ~と言ってくれたので、とりあえず緊急避難先としては十分だったし、その舟に乗った。こちとら老人なので、そんなにわがままを言っている場合でもないというのもあった。

 インドと言えばITを思い浮かべるがオレの場合そうではない。仕事は製造業である。給料は大分減った。とりあえず、年間の家計支出とかろうじてバランスするレベルだ。まぁいい。じきに年金生活者である。ワラ

 さて、ではインドの会社に勤めることのメリット、デメリットを記す。まぁ、メリットはないに等しいので、デメリットから言っておこう。

 1.給与は安い。同じ勤めるのならば、欧米系がいい。中国系にもかてないだろう。
 2.雇用契約が曖昧である。オレの場合、契約更新が最初のが切れてから1年以上かかった。この宙ぶらりんの状態を我慢できない奴は、諦めた方がいい。
 3.会社組織が完成形ではない。部活で言えば、体育会系ではなく同行会だ。
 4.産業の歴史が浅いせいだと思うが、テクノロジーにおける優位性がない。なので、日本のお客は中々ごまかせない。ワラ
 5.なんでもことを性急に運びたがる。よって、結果もすぐに求める。ウサギのようで、空回りするので、カメの日本人に結局負ける。
 6.カーストと関わりがあるのかも知れないが、右から左に、が多い。仕事の仕方が、バケツリレーだ。コントロールバルブの役割を果たす中間管理職がいない。
 7.グローバル企業を目指してはいるのだが、グローバル人材は殆ど皆無に等しい。日本語を話せる奴がオレしかいない。それでいて、日本のお客とのビジネス拡大を第一目標に掲げている。バカなの?と罵りたくなる。はぁ、(^_^)

 上記1と2は雇用契約に関係する部分で、3から7は仕事に関連する部分だ。このストレスに耐えうる人材を求めている。

 実際、2,3人募集を掛けているが、この2年、網に掛った人物はいるが、釣り切れていない。実際の所、人材募集を謳いながらも、魚のいない池で釣りをしているようなモノである。なにしろ、欲しい人材が殆どありえないスペックだからである。

 では、メリットを書いておこう。はて、あったか。

 1.中国の次はインドだといわれているように、時代の最先端を行っている。インドが世界経済を牽引する日は遠くないだろう。そういうところに身を置いている楽しさ、というべきか。
 2.会社をどう成長させていくか、それは君の双肩に掛っている。。。やりがいはあるだろうなぁ。
 3.己の存在価値を示すことが出来れば、しばらくは食いっぱぐれはなかろう。。。オレはもうくたびれ始めている。なので、後継者を探している。はぁ。
 4.インド人に追い詰められたキ印はいないように見える。あくまでも日本人基準だが、単に仕事が慣れていない、出来ない、わからないというだけの話だ。その意味ではポテンシャルはある。

 まとめ

 インドの会社は働き盛りの人が目指す方向ではない。オレみたいなアガリに近いジイサンが、老後の余興に何年か働いてみるのに丁度いい。ITとか特殊なケースは除外してもいいが、さもなくば、あと10年待てという感じだろうか。
 業界での十分な経験と知識、そしてなによりも英語は必須だ。TOEIC900点は欲しい。でないと苦しいだろう。一匹狼的人間でないと適合しない。限りなく、個人事業主に近い感性が必要だ。
 まぁ、こういう人材が中々みつからないんだよなぁ。
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 この少年の気分がよく分る今日この頃。彼の方が未來に対する夢があるので、まだましか。

 三が日の三日目。。。急に思い立って、三峯神社へ初詣に出掛けた。

 埼玉県内で一番遠い場所である。昼過ぎに家を出て、下道をのんびり走った。三峯神社へ最後に出掛けたのは何年前だったろうか。ナビ任せのドライブだ。こんな道だったか?と思うようなルートをひた走る。

 秩父の市街を越え、武甲山を横に睨みながら、更に山の奥へと走ってゆく。

 渋滞ありきと思っていたが、案外スムーズに目的地へと到達するかに見えた。ところが、神社まであと3kmと言うところで渋滞が始まった。山の中のクネクネした一本道である。
 渋滞と言うより、停滞と言うべきか。歩く方が速い。実際我慢できなくなって歩く人もいる。が、登りの3kmは遠いし、帰りがまたつらいだろう。

 渋滞は2時50分頃に始まった。そして、神社の駐車場へ到達したときには、既に4時半を回っていた。江ノ島方面や帰省ラッシュならまだしも、山の中の一本道3kmで2時間である。

 が、不思議なモノで、腹が立たない。そりゃそうだろう。神様に会いに行くのに平常心を保てなくてどうする。感謝の気持ちで一杯だ。。。そうなのか?

 どうにか一番奥の遠い駐車場にクルマを停めると、そこから550m。一目散に急いだ。神様に会いたくてではない。オシッコが漏れそうだからだ。そう、なにかの拍子でちびる限界点に達している。

 熱心な信者のごとく道を急ぐ。ガードマンさんに、トイレはどこですか?と尋ねるにも躊躇はない。

 辺りはすっかり暗くなっている。

 まずは、参拝に並ばなくてはならない。
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 並ぶのは15分ほどだったろうか。参拝は20秒であろう。そそくさと神様にお祈りを捧げると、次はお札の調達である。

 我が家には、神棚はあるが、神様が入っていない。というなんとも間抜けな家族である。なので、ここは奮発して、天照皇大神宮と三峯神璽、さらには高血圧が少しでもよくなりますようにと病気平癒の御守をゲット。なんだかいいことをした気分になった。御利益、よろしく。
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 ご神木の見事なこと。深呼吸を三度し、ゆっくりと手を合わせる。オレの場合、頼み事をするわけでもなく、こう言うときばかりは何故か無心になれる。

 まぁなにしろスピ界隈では、パワー抜群の三峯さんである。まちがいない。

 祈祷の受付は夕方5時まで。お札の販売は6時までとある。勿論、三が日仕様の営業時間だ。なんとかタスクを完遂し、駐車場へと急ぐ。
 人影はまだまだ多い。

 クルマにはサンチャンを待たせてあった。三峯神社は犬猫立ち入り禁止だ。
 
 真っ暗な山道を駆け下り、ダムの上を走り、一直線に自宅へと急いだ。途中でメシを食おうと思ったが、どこもお休みが多く、行きつけのスーパーすら閉まっていた。

 仕方なく、家に帰ってから、おせちの残りを肴に、ちびちびと酒を啜る、三が日の最終日。無人の神棚に、居心地は保証は出来ないが、アマテラスさんをお招きでき、なんともホッとした夜が深まっていくのである。

 妹家族と過ごしたこの年末。28日の夜半に自宅を出発。十ノ原には0時過ぎに着く。気温はマイナス5度。雪は思ったほど積もってはいない。
 水出しは朝になってからだ。やる気が出ない。なので緊急用にトイレタンク用と飲料水はポリタンクに用意した。

 ここから2.5泊の年末山荘ライフだ。若い者らはスキーやスノボに出掛ける。オレはそういうことはしない。
 それでもオレなりに定番の時間を過ごした。

 最初はスパイシーチキンカレーを作ること・・・数日前にYouTubeでニューレシピをチェックした。この日は満を持して最高のカレーを作る、つもりだ。。。用意周到のおかげで、結構な出来映えであった。評判もよかった。が、画像は撮り忘れた。なので証拠はない。
 カレー作りのコツはつかんだ。最終目標は店の味を出すことである。

 二番目は菅平高原牧場にスノーシューしに出掛けること・・・目的は身体を動かすことと、そして写真を撮ることである。

 菅平にはスノーシューコースが二つある。パノラマコースと牧場コースだ。どちらにするか最後まで迷った。パノラマコースはリフトに乗る。即ち500円掛る。。。年を取るとこの500円という金額がなんだか重く肩にのしかかる。
 てなことで、行き慣れている牧場コースを選んだ。まぁ、朝起きたときは「行きたくねーな」とも思っていたので(出て行くのが面倒くさい)、お金を使うことを躊躇した。はぁ。
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 ここがスタート地点。駐車場には既に数台の車が停まっていた。他県のクルマである。スノーシュー目当てだろう。
 遠くに根子岳と四阿山が望まれる。皆、思い思いの方向へと歩き出す。コース案内板は各所にあるのだが、コースはあるようでない。
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 用意万端、歩き始める。雪の中に何かを落としたら、簡単に見つからなくなる。スマホの入れ場所がなく、胸ポケットに入れておいたら、一度後ろ向きにコケたとき案の定スマホが雪の上に飛び出した。ヤッベェ。これだけは、気を付けろ。
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 牧場を横断する可愛いキツネの足跡を多く見かける。一度だけ、歩いているところを見かけたことがある。近づくことは出来ない。
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 根子岳と四阿山を背景にした白樺の美しい姿。数歩歩いてはカメラを取り出すので、中々前には進めない。
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 オレ的到達点。菅平牧場の売店そばの東屋。パインなんとかというスキー場が対岸に見える。この辺りが、パノラマコースの終着点に繋がっている。元気な人は引き続きパノラマコースに向かうことも出来る。
 オレはここでおにぎり二個の昼飯と水分補給だ。そして来た道を戻る。勿論全く同じ所を通ることはない。
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 意味不明な物体。なんやねん。写真撮りには面白い題材。

 往復で3時間ほど。距離にして2.5kmの行程だ。散歩には丁度いい。何が起こることもないのだが、牧場の丘陵地帯を歩くので、緊急避難路的に道路がすぐ横を走っているのも安心材料だろう。
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 およそ、こんな雪の表面にとび出た木の芽などを撮って遊んだ。

 三番目は星系写真を撮ること・・・久しぶりなので赤道儀の組立に四苦八苦する。知恵の輪をやっている気分になる。しかもどこか壊れている。オマケに三脚も調子悪い。
 もう撮るのよすか?そんな気持ちと戦いながら、それでも諦めずに、なんとか機材セッティングをでっち上げ、夜空を写真に収めることができた。
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 0時頃まで月が出ていたので、これが沈むまで待つ。既に日付は変わっている。気温はマイナス5度位だろうか。星々は肉眼で見た方が感動の度合いは大きい。ワラ。 
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 この日はシグマの14mmの単焦点F1.8という好感度のレンズを使用したおかげで、開放10秒という短時間で星を捉えることが出来た。
 Pixenの赤道儀の調子悪さをカバーして有り余った。Pixenいらなくネ?と思った瞬間。ワラ。

 さて寝坊した大晦日の朝、気が付けばもう昼近い。
 早めの帰宅を決意。三日間よく晴れ渡る素晴らしい年末の天気であった。

 しっかり掃除をして山荘君に感謝の気持ちを伝えると、まずは「十福の湯」へと向かう。今年一年の垢を落とすのだ。。。
 普通ならばこの後、行きつけの「いたこ庵」で蕎麦を食すのであるが、大晦日は年越し蕎麦の注文が殺到して店にやって来る客の面倒まで見られないということが分っている。
 よって、とりあえず軽井沢まで下道を通り、適当な店があったらそこで昼飯兼晩飯を食おうという算段だ。

 が、結論を言おう。そんな店、なかった。
 更に高崎まで下道を通った。訳の分らん道を通って、危うく事故りそうにもなった。高速代を浮かして下道を行こうなどと考えては行けない。肝に銘じるべきだ。冷汗。。。

 で、結局、高崎市内の「木曽路」にて、トラフグコースをいただく羽目になった。何のことはない。3人で3万円なりの2022年家族で食べた最高額の晩飯となった。。。気がする。
 よって、更に高速代を浮かせるべく、自宅まで下道を走ったのは言うまでも無い。焼け石に水。


 あっ、そうだ、オレのブログを読んだという奇跡の人に出会った。しかも凍てつく夜中の1時過ぎの山の中で。。Iさん、ありがとうございます。あの後あなた達がどうなったのか、、、それだけが気がかりです。

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