ジェイクロのクスッと

日常の出来事、思ったこと、体験したことをクスッと綴る。趣味はカメラと旅行、時々カヤック。興味は歴史と経済とスピリチュアル。関心は健康。特化は別荘ライフと英語かな?

2022年09月

 一年を少し回った9月25日にライダー君の十二ヶ月点検を行った。

 点検はクルマだと精々半日で済むのだが、ライダー君については丸々一日仕事となった。(確かに点検項目をみると、やることが結構ある、様に見える)

 なので、点検が終わるまでの間、奥利根湖(いわゆる矢木沢ダム)にドライブに出掛けた。来月の紅葉の時期にカヤックしようと計画をしているので、その下見を兼ねてのことである。
 伊勢崎からは、北関東道を経由して関越の水上ICで下りる。そこから先はひたすら山に向かって広くもない道を走る。なんだかんだで二時間ほどの行程だ。
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 こう見るとそれほど大きい湖にも見えないが、カヤックで上流へと上っていくと8~9kmは有るらしい。
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 カヤックはここから出艇する。紅葉の時分にはもっと混むことが予想される。結構なスロープがあるので、水辺までカバチャンに積載したままでカヤックを運ぶことになりそうだ。

 とりあえず、よい下見となった。帰りは猿ヶ京へ抜けて、温泉に浸かると、伊勢崎までの二時間は十七号で下道を走った。

 ディーラー到着は夕方の5時だったが、そのときはまだ最終の試験走行中とのことでライダー君はお出かけ中であった。やはり、それなりに時間の掛る点検整備である。
 特に問題となるカ所はなかったようで、一安心だ。

 で、この日の支払い費用は定期点検基本料金の23,600円である。これには、エンジンオイル、ミッションプライマリーオイル、オイルフィルターの交換が含まれる。まぁ妥当なお値段か。

 ところで、車両購入時には16万円のメンテナンスパックというオプションがあった。都内のディーラーなどでは、ほぼデフォルトで見積に付属してきた。伊勢崎では、「うーん、いらんでしょ」とのセールス氏の内緒のアドバイスで、オレは付けなかったヤツである。

 この16万某は3年目の車検時までの三回分の定期点検費用が含まれるモノなのだが、やはりお高くつくオプションと言えそうだ。

 定期点検基本料金だけなら、三回やっても7万5千円以下である。この差は何なのか。。。ちと、わからない。再来年の車検時にこの辺りは検証してみたい。

 それから、かれこれ一年半待ちだったクルーズコントロールキットがとうとう装着された。この一年、高速は三度しか走っていないのだが、片道100kmを越えてくると、アクセルを握る右手がくたびれてくる。なので、今後の活躍に期待したい。正しく扱えるかは問題ではある。
 因みに、こちらは、車両注文時のオプションと言うことで、取り付け工賃は無料である。(これは伊勢崎ローカル・ルールのようだ)

 なにか、気になるところはないですかと最初に言われていたので、二点ほど注文を付けてみた。

 1.右足のブレーキペダルが遠いので、もう少し近づけられないか?
→ ペダルを近づけることは出来ない。が、ペダルの高さを調整することは可能。それで、感覚的には近づけるのと同様の効果がある、との説明。よって、この作業を注文した。ペダルそのものではなく、連結するロッドのような部分の部品を取り替えるらしい。およそ2万円の費用。安全性に係わる部分なので、お願いした。

 2.ウインカーランプを運転時に目視したい。ウィンカーの位置は変えられないか?(ランプがハンドルに遮られたところにあり、点滅の有無を確認するには、タンク上のインジケーターまで目を落とさなければならない。)瞬間でも道路から目を切るので、視界の中で納めたい。
  → これは無理、とにべもなく言われてあえなくギブアップ。交差点進入時など、ウインカーを出したつもりが出ていない。切れたつもりが切れていないという不安が常に付きまとう。なので、必ずインジケーターに目を落とすことを余儀なくされている。社外品でも、なにか対策があれば、いつか考えたい。

 ともかくも、一年無事に走り、ライダー君には特別な不具合もなく、立ちゴケもなく、まずまずのライダーライフのスタートとなった。
 そしてここまで3,300kmほどを走行したが、(結構乗ってますねとディーラーの人に言われた。。。「そうですか?」の感想)一万キロを達成するまでは初心者マークを付けておこうと思う。技能的には、まだまだ初心者である。
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 扱いには細心の注意を要するが、オレのバイクという感じがする。

 因みに、初年度に付けた車両保険だったが、全損のみが対象で、立ちゴケには適用されない(当り前か)のと、まぁオレの運転パターンでは全損するようなひどい目には遭わない、または遭ったら即引退ということになるので、迷った末に今回は見送ることにした。4万5千円ほどの節約ではある。

 父親が亡くなって6年である。あの時の葬式やら相続の手続きやら、思い出しただけでもぞっとする。似たようなことを最低もう一度やらなければならない。これは考えただけで面倒だ。
 結局は先に死んだもんがちである。その意味では死に方もよく考えなければならない。ワラ。
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 葬式の有りようについては、コロナのおかげで世の中大分簡略化の方向に進んできた。最近はご近所でも、誰かが亡くなってもわかりにくくなっているのも事実。隣家の母君が亡くなったことを何週間も経ってから知るケースも実際にある。

 最近は石原慎太郎氏のように、遺骨は海に流してくれ、でもいい気がしている。

 正直言って、法事・法要は大人のオママゴトである。この先、大飢饉でも来て、生きるか死ぬかの瀬戸際になったら、真っ先に切り捨てられるのが、法要に限らず儀典・慣習の類いである。
 なので、経を唱えてみても、故人を偲ぶとか、念仏が有り難いとか、そのような感傷は湧きにくい。まぁ霊感的な感覚があるので、死者とも繋がっている感を常日頃もっているオレとしては当り前といえばその通りである。

 そうは言っても、このオママゴトには付き合わないといけない。なので、七回忌の法要を敢行した。我が家の菩提寺は正法寺である。「鎌倉殿の13人」でも紹介された比企能員縁の古刹である。

 さて、七回忌の後の宴であるが、前回は、乾杯したので、今回は献杯!とした。唯一、気を遣ったのはそのことと、弁当の数を間違えなかったかの二点である。
 なお、お布施は7万円であった。
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 近年、仏教の哲学と最新の量子論が似たようなことを言いつつある。オレ的にはそっちの方向の発展が一番気になっている。

 ところで、亡くなって6年目なのに何故七回忌なのか調べてみた。すると、わかった。死んだその日を一回忌とするんだそうだ。これで、2年目が三回忌となった理由も分った。寺が便法をもってして、1年先取りしているわけではなさそうだ。
 因みに、7の次は13である。そのあとが三十三回忌だろうか。そのころには、オレも鬼籍に入っているはずだ。ざまぁ。ワラ。
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 バドのメンバーから茄子を大量にいただき、ペペロンチーノのレシピを教えて貰ったので、早速作ってみた。レシピと言っても、オリーブオイルとニンニク、塩と鷹の爪一つで炒めれば出来上がる。酒のつまみに持って来いである。
 ベジタリアンへの道、第一歩であろうか。


 何か歯車が狂っていると感じ始めたのは、日本入国時の検疫ソフト、MySOSにアップロードしたPCR検査証が何らかの理由で、エラーとなった時からだった。

 そして、インド出国時のセキュリティ。ギリギリにデリー国際空港に着いたオレは、スマホ充電用のバッテリーを没収された。チェックインしたバッグの中身をチェックされ、それでイチャモンを付けられたのである。
 態々、呼び出されて、検査場?にしょっ引かれ、そこでどこから引っ張り出してきたオレのバッグを開けさせられて、出てきたバッテリーを破棄されたのである。ふざけんなよ、インド人。

 さらに、日本に着いてからも、ザケンナよが待っていた。

 所定の情報を入力すると、MySOSのスマホ画面が赤、黄色、緑等に変わる。その色に従って、通り道が変わる。
 至る所に、大勢のスタッフが動員されている。見るからにパソナに50%はピンハネされているバイト連中である。

 オレは、なにがしかのエラーで、画面は黄色である。信号で言えば、注意して進めの状態だ。幾つかの検問を通り、オレは黄色のテーブルまで案内された。そして、言われた。

 バイト「今からPCRだよ~ん」

 オレ 「はぁ?72時間前PCR受けてきたんだけど?ネガティブだし」

 バイト「それ、ルールもう変わったし。海外で受けてきたPCR、カンケーネエし。」
 オレ 「あぁ?あんだって?態々やってきたんだぞ(怒」

 バイト「あんた、ワクチン接種ゼロ回の、非国民じゃん?」
 オレ 「当り前だ、あんなモノ、打つわけネエじゃん」

 バイト「そんなのかんけーねぇ、そんなのかんけーねぇ。おっパっピー♪」

 こんなすったもんだの挙げ句に、結局もう一度羽田でPCRをやる羽目になった。インドでやったPCRは全く意味なし。アホじゃん。

 こっちはさっきからオシッコちびりそうなのに、どうにかしろ。トイレはどこだ!

 40分くらい待っただろうか。YouTubeで動画を観ながら暇を潰していたオレに結果が出た。

 当然、陰性である。(内心ヒヤヒヤ。陽なら、8日間の強制収容所行きである)
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 まぁともかくも、陽性ではなかったので、無罪放免となった。あとは通常の入国、税関の手続きを無事終えて、なんとか自宅までたどり着いた訳だ。
 が、何故かMySOSがその後もまとわりついてきた。オレ的にはもう済んだ話だ。が、奴らは頭で考えているわけではないので、しつこい。体調報告しろだの、居場所を報告せえだのと追跡してくる。
 PCR陰性だっつーの。

 こいつら、バカじゃないの。。。まぁ、とりあえずこのくらいはぶち切れても、誰も文句はあるまい。

 今都内でどのくらいの感染者が出ているのか知らんが、もうそんなカウントもやめたんだろ?タダの風邪だ。が、この先AIが世界を支配するようになると、一事が万事、全てがこうなるのだろう。

 ともあれ、インド2週間で体重2キロ増量。オレは健康そのものである。
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 デリー最後の夜は、なぜか部屋がスイートにアップグレードされて、快適に過ごした。 

 

 次に行ったのが、Lodiガーデンという公園、というか廃墟。
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 入園料はタダで、写真の被写体としては悪くない。美大の学生、いやタダの高校のクラスかも知れないが、大勢出来ていて、写生をしていた。
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 休日の憩いの場。都内で言えば新宿御苑のような場所かも知れない。
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 こちらの子供たちはよく働く。が、貧民も路傍に多くいて、物乞いの子供も見られる。かわいそうだが、見て見ぬ振りをするしかないだろう。インド政府が何とかしろという話だ。

 ガーデンの後は、ロータステンプルという仏教寺院に行く予定だったが、入場待ちの列が数百メートルにも及んでいるのを見て諦めた。
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 なので、ピサの斜塔のパクりなのかすら知らないが、クタブ・ミナールとかいう廃墟に出掛けた。確かにこうみると傾いている。
 ここはなから観光地化されており、「日本語のガイドするよ、たったの500ルピー、ガイドは絶対必要よ~」とかいうオジサンに端からつきまとわれた。結構下手くそな日本語である。ワラ。
 まぁ、塔の上には登れるわけでもないし、見ても見なくてもいいレベルとだけ付け加えておこう。入場料は600ルピー(外国人料金)。

 海外出張中にはあまり外へは出たがらないオレだが、日曜はすることもないので、観光タクシーを利用して、街中に出た。

 まずはナショナルミュージアムというところへ立寄った。入場料500ルピー。

 日本で言えば、国立博物館に相当するが、まぁそういうイメージとはほど遠いくたびれた感じの博物館ではあった。国民の自国文化に対する関心の低さを表わしている部分かも知れない。

 館内はそこそこ広い、気がする。が、展示物の殆どが、石から彫られた石像である。テクスタイルが少々。
 余り工芸品の類いがない。インドって、昔から遅れていたのか?と思わせる一面だ。

 紀元前から19世紀辺りまでのヒンドゥーと仏教の石像が見所として多数並んでいるのだが、どれもこれも、造作がまぁ、精巧・緻密というよりは、素朴なものである。

 インドに来ればインダス文明スゲーとなるところなのだが、案外日本の縄文とかもスゲーんじゃないかと感じた瞬間でもある。
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 一押しのイケメン。。。力もありそう。誰だったかは忘れた。
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 こっちも一押しの。。。勝ち誇ったお姉様。
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 ガンダーラのブッダさん。セイント兄さんに出てきそうな人間的な表情。何故かピントが顔に合わなかった。多分撮って欲しくないんだと思う。

 他にも写真を拒否する仏像サンがいた。何故か怒っている人もいた。とりあえず、ごめんなさい何度もしておいた。

 沢山の仏像サンにご挨拶できたからなのかはわからないが、その晩、大昔に家にいたエスという名前の犬(保健所の毒団子を食って死んだ)や、やはり随分前に亡くなっている親戚のオバサンがオレの夢に現れた。あれ、まだ生きていたんだ、世界線変わったぞと思った。
 今でもみんな一緒にいる。この見えている世界は全てが幻か。ならばその方がいい。

 ありがとう、ヒンドゥーの神様。おっと、ブッダもね。こういう摩訶不思議なところが、多くの人々をこの地に誘う魅力、いや神力なのかも知れない。

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