ジェイクロのクスッと

日常の出来事、思ったこと、体験したことをクスッと綴る。趣味はカメラと旅行、時々カヤック。興味は歴史と経済とスピリチュアル。関心は健康。特化は別荘ライフと英語かな?

2020年06月

 春の悦びである、山菜を少し紹介しようと思う。山荘にやって来ると、何故か俗世のことは何もやる気がなくなる。一方、山菜摘みは、いい遊びでもある。

 買い物はどうしてる?
   
 この十ノ原別荘地。。。山の中で、近所に店はない。何か買い物したければ、下の真田町に下りていくか、上の菅平村?のスキー場周辺に行くしかない。

 まぁ、菅平に上がれば、コンビニも酒屋も農協のスーパーもある。大概は上田で買い出ししてから上がるので、滅多なことでは買い物には出ない。コメリと西友は真田町にある。

 春は遅い

 さて、十ノ原の冬はだいたい12月から3月であるが、では4月になると、一気に春めいてくるかと言えば、そうではない。下界にいると、その辺がギャップなのだが、4月はまだ零下10度までは軽く下がる。よって、水抜きしなくてもいいタイミングも難しい。 

 当然、雪はまだまだ道路にも残っている。スタッドレスは4月末までは必要だろう。さすがにゴールデンウィークに雪が降ることはないが、それでも気温はまだ低い。

 寒冷地に行くと、関東で寒いと思う気温でも、なんだかそこまでは寒く感じない、という経験はあるはずだ。あれは、不思議なんだな。0度は普通寒いはずなのだが、菅平では、今日は暖かいな、くらいに思ってしまう。

 菅平で採れる代表的山菜

 福寿草ーこれは山菜ではない(毒草だから)が、春到来の号砲を鳴らす野草と考えていい。3月中旬から咲き始める。

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 フキノトウーこれは雪の中で既に芽を出していると言うが、見たことはない。庭では一斉に地面から飛び出してくる。芽として採れる期間は二週間から三週間と思う。4月下旬から、5月上旬が旬。GWの定番。これを見ると、やっぱり下界より2ヶ月は遅いのかなと思う。

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 コゴミーソテツみたいな生え方をする、小ぶりの緑色の草で、これも山菜天麩羅の定番だけど、あまり美味しいと思ったことはない。5月中旬から下旬。

 行者ニンニクー何故か、これが庭の決まったところに毎年生えてくる。少量だが、天麩羅素材だ。水仙の葉と間違えることもあるから、臭いで確認すべし。ニンニクを連想させる臭いがある。GWから5月一杯。葉っぱなので、成長して旬を過ぎるということはない。

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 これは今年2020年の行者ニンニクだが、家の庭で採れるモノとしては立派な部類。

 タラの芽ー山菜の王様と呼ばれる。毎年同じところに生えているのはわかっているが、沢山は採れないし、芽を採り尽くしてはいけない。GWから5月いっぱい。目立つので、道路際のはすぐなくなる。摘むタイミングは難しい。

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 隣が家を建て始めたため、このタラの芽は最早俺のモノではなくなった。

 山ウドー俺的にはこれが一番好きな山菜かも知れない。その香りとか苦みが天麩羅にいい。地下茎で繋がっているので、次から次と生えてくる。が、日当たりがいいと、青くて固くて細くなってしまい、食うところがなくなる。一応、葉っぱも天麩羅には出来る。5月中旬から6月の上旬。

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 スーパーで売っているウドとは全く形態が異なる。土の中に白い部分が隠れているが、長くはない。

 コシアブラーこっちは低木の若葉だ。名前を聞いたことがあっても、イメージとは違った山菜の一つだろう。天麩羅に盛ると、タラの芽同様、豪華になる。6月。

 ハリギリーこれは余り一般には知られていないが、隠れ山菜王子くらいの称号があってもいい。天狗の団扇みたいな形とでも言うべきか。6月。

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 ハリギリ。もう少し若い葉っぱを天麩羅で食べるのがオススメ。

 ウルイーオオギバボウシともいう。これも庭によく生える。他の山菜に比べると、レタス系とでも言うべきか、柔らかいヤツをさっと湯通しして、マヨネーズを掛けて食べるのが定番。俺の場合。6月。

 春の山菜は、これらをカバーしておけば、間違いない。ワラビやゼンマイも見るが、ワラビははっきり言って、どうやって喰うのかわからない。ゼンマイ系は、ケバケバが多くて、処理が難しいので、ギブ。
 それから、ギザギザ系の葉っぱ、間違ってトリカブトでしたではすまないので、俺はヨモギですら避けている。ワラ。


 山菜採り・クマザサとの戦いには鎌が必携

 ということで、山菜採りに必要なのが、鎌である。早速鎌も最初の春に買った。近所の金物屋に、「鎌研いでくれませんか?」と持って行ったら、そのくらい自分でやりなさいと言われた。で、砥石を買わされた。よって、俺の鎌はキレッキレである。

 同じ時期に、クマザサが敷地内に攻めてくるので、この鎌が重宝する。切れ味鋭い鎌で、クマザサ野郎を根元からカット! これが結構気持ちいいというか、面白いというか、ストレス解消になることを発見するのに、時間は掛からなかった。

 そして、5月も後半になると、やっと春めいてくる。6月に入ると、ようやく白樺の木の芽が一斉に芽吹いてきて、一気に季節が変わる。ジャワジャワと森の中で、何者かが鳴き始めるのもこの頃だ。
 最初は、木に大量のカエルが留まっていて、鳴いているのかと思った。が、正体は、エゾゼミであった。そのことを知るのは、随分後になってからである。






 


銘柄は少し違うが、俺の鎌は大体こんな感じだ。一番オーソドックスなヤツでいい。切れ味鋭いので、くれぐれも自分の足を切らないように。取っ手が滑りやすいので、滑り止め付き軍手があるといい。


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うまい山菜天麩羅にはごま油だな。これ常識。揚げすぎに注意。

 山荘を手に入れると、2011年はすぐに年末になった。水抜き・水出し作業もなんとかこなし、冬の山荘ライフを満喫する将にそのときがやってきた。
 思えば、別荘の夢は、10年以上前からあった。ゴルフ会員権か別荘かなどとふと考えたこともある。が、これで正解だった。それは間違いなく、今でも言える。

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 スキーは菅平の冬の定番アクティビティ

 さて、菅平高原の冬と言えば、スキーだ。雪は12月の25日くらいから降り始めて、冬休みがスタートする頃までにはほどよく積もる。マイ白銀を目の当たりにすると、顔がニヤけた。

 庭先の雪もパウダースノーだ。関東で見るボテボテのヤツとはモノが違う。テンションが上がったせいで、俺も10年ぶりくらいでスキーをした。まぁ、一度やって気が済んだ。怪我をしないうちにやめておくのが君子というモノであろう。あとは、雪は見ながらのウイスキーしかない。

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 こいつらも、気がつくとJDx2にJKだ。ワラ。

 スキーの後の温泉は格別

 弟妹家族の子供たちもやってきた。スキーに飽きると、庭に滑り台を作ったり、雪だるまを作ったりして遊ぶ。犬の散歩だけでも楽しくなる。そして、夕食前には近隣の温泉に浸かりに出掛けるのだ。
 
 最初の頃は、片道40分くらい掛けて、「十福の湯」という日帰り温泉施設によく出掛けていたが、段々面倒になって、少し近い「真田の湯」に行くことが多くなった。日帰り温泉はいくらでもあるので、出て行くのが面倒でなければ、選択肢は多い。そういえば、帰り道で瓜坊に出くわしたこともあった。

 「真田の湯」よりも近いところに、渋沢温泉という、掛け流しのお気に入りがあったのだが、設備老朽化の為に、廃業してしまったのが、なんとも惜しかった。クラウドファンディング、カモン!

 夜空が晴れると、星空の美しさに惚れ惚れとする。星に色があったのかと、改めて思い知ることになった。が、外は寒い。何時までも出てはいられない。偶々持っていた分厚い毛皮のコートが重宝した。

 山荘は密閉性が高い作りになっている(特に窓は二重サッシで枠は木製な)ので、室内にいる分には暖かい。ヒーターもよく効く。夜中には、暑くなってTシャツ一枚になりたくなるくらいだ。また、急に屋根に積もった雪が、温まった屋根をズズズードーンと滑り落ちるので、びっくりして目が覚めることがある。

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 雪かきは、たいしたことはなくても、やっぱり大変
 
 12月末はまだいいのだが、1月に入ると雪の量が増える。管理事務所に一週間くらい前に行くことを連絡しておくと、クルマが入る駐車場の際を除雪しておいてくれる。が、それでも玄関に到達するまでの20m程は人力で雪かきしなければならない。

 犬は大喜びだが、こっちはゲッとなる。雪かきシャベルは3つくらい用意しておきたい。一本は、いつでも取れるように駐車場の近くの白樺の木に括り付けた。

 多いときは50cmくらい積もっていると思う。1月はまだ雪が軽いからいい方だが、3月くらいになると、相当水分を含んで重いので、更に覚悟が必要だ。

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 それでも、雪のない関東平野から、はるばるやってきて、ニセコでも行かないと触れないようなパウダースノーの世界が一面に広がっている光景を見ると、これはやめられなくなる。

 機密度が高い分、湿度が問題

 一つだけ、冬期の室内の問題を挙げておこう。それは、一にも二にも湿度である。二重ガラスとはいえ、桟の縁には水滴が大量に溜まるのだ。外から入ると、ムッとするくらいだ。鍋を囲んだり、皆が順番に風呂に入ると、更に湿度が上昇する。

 何年か経って、天井に近いところがカビだらけになった。窓の桟も湿気で痛んだ。ニスやらヤスリやら塗料やらを買ってきては、あちこち補修したりもした。

 それから、また数年が経って、気がついた。除湿機を設置すればいいじゃん。そう、これが最適のソリューションだった。もっと早く気がついていれば、手の届かない天井に近い白い壁もカビで汚くならずにすんだモノを。。。最悪の時は、湿度が常に振り切っていた。95%とかもしかしたら100%だったかも知れない。

 それが除湿機を24時間回すようにしたら、常に50-60%の間でキープできるようになった。タンクに水が溜まると、成果を回収したようで気分が良い。ワラ 
 そして、冬に限らず、山の中は総じて湿度が高い。音はするが、ほぼ一年中掛けておくのが、正解であろう。
 


 なぜだかわからないが、ヒーターとかも俺はコロナ派である。今考えると、時代を先取りしていた。ワラ。一応スペックや性能は精査した上での選択だ。
 音は結構する。それはコンプレッサーが内蔵されているのだから、仕方ない。室外機内蔵のエアコンなのだから。兎に角仕事をしてくれるので、有り難い。サンキュー、コロナ。



 

 
 ヘマタイトは、困難に負けない、元気になるパワーを与えてくれるそう。重い石なので、リングが広がりやすく、手首サイズは小さめに注文したほうがいい。俺はそのサイズで失敗した。ワラ。ちょっとしたプレゼントにもいい。

 これから山荘ライフ、別荘購入を検討しているシニアカップルや若いファミリー向けに、色々な情報を発信する目的でこれを書いている(つもり)。参考になったら、とても嬉しい。

 話は前回からの続きである。
 2011年の10月末に不動産屋にお願いして、見学に出掛けたその足で、この山荘の購入を決断した。不動産屋のオヤジがうるさくて胡散臭かったが、物件の魅力がそれを数倍上回ったので、躊躇はなかった。

 それから二週間後の、高原らしく寒く晴れあがった11月13日に契約を完了した。とうとう、俺の十ノ原君となったわけである。不動産屋の手数料やら、行政書士のそれやらを含めても、850万+くらいの買い物だったと思う。裏を返せば、物件価格+10%くらいは見ておいた方がいい。初期調達コストだ。プラス、最初はなにかと買いそろえなければならない。

 随分後になって、「いくらで買ったか知らないけど、ここは買って正解だよ。いい家だ」と東ノ原君前を通りがかったオジサンに声を掛けて貰った。嬉しくないはずがない。そのとおりである。

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 家の前の道をカモシカサンが散歩する。(尻だけ写っている)

 前のオーナーは、八王子あたりの退官間近の大学教授で、夏の間、論文を書いたりする為に建てた別荘だったそうだ。はっきり言って、かなり手の込んだ、お金を掛けた、大好きな場所だったと思う。
 
 これも、後日談だが、教授は知り合いの近隣の山荘を訪ねて、売らなければ良かったと愚痴をこぼしたそうである。すまない、教授。俺が買ったばかりに、寂しい思いをさせてしまって。が、もう俺のものだ。大事にするから、安心してくれ給え。

 菅平高原の本格的な冬は、すぐそこに迫っていた。雪こそ年末近くならないと降らないが、標高1,300メートル以上のこの地の最低気温は、12月に入ればすぐにでも、マイナス10度くらいに一気に下がる。

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 屋根の雪は、家が暖まってくると、朝までにはほぼ地面に落ちる。

 水抜きは本当に面倒な作業

 そして、この季節に必ずしなければならない作業が、水抜きである。家中の水道配管の水を全部抜くのだ。でないと、水道管が破裂する。正直、最初に教授に説明してもらった時、そんなことをやるのか、ちゃんとできるかなと思った。これをやるのは11月の中旬から下旬だ。
 
 家の中に、蛇口は、台所二カ所、トイレ一カ所、洗面所二カ所、バスユニット二カ所だ。各二カ所あるのは、水とお湯である。そして、外に一カ所。それぞれに、水抜き栓という正体不明のダイヤル式のレバーが付いている。水道の元栓を締めたら、それぞれ全ての栓を開いて、水を抜くのである。
 トイレのタンクやウォシュレット内の水タンクも忘れてはならない。

 さらに家の周りには、蛇口の他に、給湯器内の水抜き、それから床下を走っている配管内に残っている水を抜くドレインもある。そこからも残った水を抜かなければならない。最初の頃は、一々確認しながらの作業なので、30分かそれ以上かかった。

 教授(前オーナー)の場合は、冬には全く来なかったので、一度抜いてしまえば、春までは何も心配することはなかったようだ。俺の場合は、冬の間、何度か来ることがわかっていたので、冬季は来る度に、水出し水抜きのプロセスを都度やらなければならなかった。

 水抜きをする必要がなくなるのは、4月下旬である。4月中は、出しても又抜いて帰らなければならない。そろそろ、気温が上がってきたなと思っても、油断をすると、一週間後にはまた零下10度に逆戻り、なんて言うこともある。
 ピンポイント天気予報を常にチェックして、週間予報による予想気温をモニターした方がいいことにすぐ気がついた。

 ところで、屋外で露出した水道管には、電熱線が巻いてある。冬季滞在中は、この電熱線が、水道管の凍結を防いでくれる。しかも、気温が下がると自動的にスイッチが入って、水道管を温めてくれるという優れものだ。寒冷地に住んでいる人からしたら、笑われるかもしれない。 

 外の水道の蛇口が破裂!(亀裂が入る)

 一度、確か二年目の年末のことだった。行ってみたら、外の蛇口の弱い部分が破裂していた。停電が一度あって、その後復帰してもブレーカーが落ちたままになり、電熱線が作動しなかった。。。とかそういうことだったような気がするが、どうしてそうなったかについての細かいいきさつは忘れた。

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 早速、弟家族が遊びにやってきた。

 兎に角、12月30日のことで、慌てて水道屋さんに来て貰い(来るまでが又やきもき)、蛇口の交換し、電熱線を巻き替えたり(このとき温度感応式に交換したような気がする)、凍結危険性のある配管をカットしたりという作業をしてもらった。

 まぁ、同じ失敗はその後ないが、年末の忙しいときに迅速に対応してくれた、水道屋さんには感謝しかない。結構なベテランの旅館なんかでも、この季節には失敗することがあるようだ。高原の水道屋さんにとってはかき入れ時なのかも知れない。 

 何を買いそろえたか

 ところで、俺の十ノ原君立ち上げに際して、揃えた家具家電を紹介しておく。買うべきものは一気に揃えた。(外回りのモノは色々あるので、また別の機会に紹介する)

 1.ベンチ型ソファ(ニトリ)ー ベッド代わりにもなる。昼寝にもグッド。
 2.ミニコンポ(オンキョー)ー 昭和の歌謡曲とジャズを聴く。
 3.ソファマットレス1+寝具等 ー 来客10人くらいには対応可能。
 4.コタツ ー 自宅の納戸に長らく眠っていたヤツを引っ張り出した。
 5.テレビと冷蔵庫とレンジ ー 教授から譲り受けた。
 6.食器棚とダイニングテーブル ー 教授から譲り受けた。
 7. 作業用テーブル ー 教授から譲り受けた。
 8. 作業用チェア ー 通販で買った。 
 9. コートハンガー ー 内外気温差があるので、出入りの都度コートを掛ける。
  10. ヒーター ー これは備え付けがあった。今でもよく働いている。
  11. 除湿機 ー これは絶対必要。何年か前に買ったが、気づくのが遅すぎたくらい。
 

 こうやって、書き出してみると、余り沢山のモノを揃えてないことに、今更ながら気づく。(屋内限定の話)テレビとレンジと洗濯機は後に弟から譲り受け、少し新しいモノに更新している。
 それから、クーラー、エアコンの類いは不要である。何年か前は、夏でもコタツに入っていたことがあった。

 
山荘での水抜き作業他に必須なのが、滑り止め軍手である。防寒と指先の安全確保には絶対必要だ。



 この安定した三本足タイプがオススメ。何も掛かっていなくとも、見栄えもいい。コートをひょいひょいと掛けられる。

 この文型の特徴を一言で言えば、「文の中にもう一つ文が入りました」とでも言おうか。


 5.第5文型:S+V+O+C(主語+動詞+目的語+補語)

 
 She is sick.  And I found it.  

 という二文があったとしよう。「彼女は病気だ」(S+V+C) と「俺はそれを知った」(S+V+O) である。
 
 これはこれで、文学的表現でありかも知れない。或いは思いつきで話せばこう言ういい方になるかもしれない。

 が、一般的な表現としては、「彼女が病気であることを知った」と、言うことが多いだろう。

 ならば、日本語と同じように、二つをくっつけてみよう。it のところに She is sick. を代入するのだ。すると、こうなる。

 I found she is sick.

 なんだ、これでも全然いい。ただしこの場合には、時制というルールが働いて、 is は was と過去形になる(found に合わせる)。

 これはよくみると文型的には、S+V+Oの形である。第3文型だ。

 これはこれで通常、I found that she was sick. というように she was sick という文節がO(目的語)であることをはっきりさせるために、that を前に置く。まぁなくてもいいのだが。数式をAB と表現するかA(B)と表現するかの違いくらいに思えばいい。しかし、これはどこまで行ってもS+V+Oである。
 
 さて、ここからが、腕の見せ所である。上記のS+V+CとS+V+Oを合体し第5文型を作るとしよう。なんということもない。それが、これだ。
 
 I found her sick. (S+V+O+C)
 
 ここで、気がついて欲しいのが、OとCの関係である。そこだけ取ってみると、その関係は、S+V+C、即ち、she is sick なのだ。この is に当たるVを「隠れV」と呼ぶことにしよう。

 それから、Sheは文の中に入ったことによって、herとなることが重要だ。つまり、I, you, we, he, she, they などの人称代名詞は、Oのポジションに入ったら、必ず目的格になる、ということは忘れてはならない。

 数式で表わすと、(S1+隠れV+C)x(S2+V+O)=S2+V+S1+C と言う具合になる。

 そしてこの文の特徴は、「俺は、気づいた」ということが主題であるといいうことだ。「気づいた」ということが強調される。さもなくば、上記の最初の二文のように、分けていっても一向に差し支えないということになる。

 仮に、「彼女は病気だ」が強調すべきで、「俺も気がついてはいるが」のような付帯的表現がしたいのなら、She was sick as I found. と言えばいい。が、ここではややこしくなるので、割愛しよう。as 以下は従属接続節である。つまりは「飾り」化だ。

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  I was watching them play baseball...

 ではどんな動詞が第5文型をとるか

 第5文型を取ることのできる動詞とその例文を挙げておく。第4文型では11あったが、こっちは、8個だ。もっとあるかも知れないが、これで十分だ。
 
 その前に、言っておかなければならないことがある。find と make は、第4文型の動詞でもある。S+V+O+O と S+V+O+C の両方がありうると言うことだ。
 これには注意が必要だ。最後が、OかCかを簡単に見極めることが出来れば、それほど問題ではないのだが、その語が名詞なのか形容詞なのかの判別が付かない場合、混乱する可能性がある。
 
 因みに、Cが名詞である可能性がある。そういうときは、その前にあるOとの関係をよくみよう。「隠れV」が be動詞である場合があるからである。She is sick. はいいが、She is a doctor. もあるからだ。

 1.find (略)

 2.call They call me a doctor. (私のことを先生と呼ぶ)

 3.name I named my dog Sandy. (犬にサンディと名付けた)

 4.keep Please keep your room clean. (部屋をきれいにしておきなさい)

 5.see  I saw him running along the street. (彼が走っているのをみた)

 6.leave Please leave me alone. (私を一人にしておいて)

 7.make The news made us pleased. (知らせに喜んだ)

 8.have I have her stayiing with my mom. (母と一緒にいてもらう)

She has her hair cut. (髪をきってもらう) 

 使役動詞というまた面倒な連中 だが使える

 上記の動詞群と混同しやすいのが使役動詞である。もしかしたら、「第6文型」とでも呼ぶべき文型かも知れない。(個人の感想である。一般的には学会においてその効用は認められていない。)

 つまりは、S+V+O+原形V という特殊形である。

 havemakelet がそれだ。とりあえず、忘れて貰っていいが、一応例文を挙げておく。

 1.have She had her son go shopping. (買い物に行かせた

 2.make She made her son go shopping. (買い物に行かせた

 3.let She let her son go shopping. (買い物に行かせた

 上記は三つとも同じ文章としたが、haveとmakeは、命令で行きたくもない買い物に息子を行かせたのに対し、letは息子が行きたいという買い物に行くことを許したというニュアンスがあるので、その違いにははっきりした使い分けが必要となる。 

 もう一丁、知覚動詞もいるぞ

 それからもうひとつ。ややこしいのが知覚動詞と呼ばれるヤツである。watchseehearの三つだ。これらもわかりにくい。第5文型なのか、第6文型なのかという部分だが、どっちもある。このあたりは、習うより慣れた方がいいだろう。

 これも、一応例文を挙げておく。上段が第6文型。下段が第5文型だ。

 1.watch I was watchig people pass by. (人が通り過ぎるのを眺めていた)

I was watching people passing by. (人が通り過ぎてゆくのを~)

 2.see (略)

 3.hear I heard birds sing. (鳥たちが鳴くのを聞いた)

I heard birds singing. (鳥たちが鳴いているのを聞いた)

 俺的には、上記の例は、好みの問題で、どっちでもいいだろ。。。というレベルだが、翻訳家などの専門家に言わせたら、大きな違いだ!と捲し立てるだろう。

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  I watched USA playing rugby against Argentina...

 真面目になりすぎたので、5文型の話は以上とする。次は、「飾り」の話が出来たらと思う。




倍率は高すぎても、気持ち悪くなるので、この8倍程度が丁度いい。スポーツ観戦には持って来い。バードウォッチングには若干向かない気がする。値段はいいが、性能もいい。
 

邪魔にもならず、バードウォッチングやスポーツ観戦にはとっても重宝する。堅牢性で、俺はSlik派だな。

 この地に山荘を購入して、この秋で丸9年になる。山荘の話は何度か書いているが、少し趣を変えて、別荘ライフ(定住ではないが)に関する情報を伝えたい。

 コロナの影響か、最近田舎暮らしを考える若い家族が増えてきているという話を聞いた。俺の場合と、若干動機は異なるかも知れないが、田舎暮らしのイメージを伝えることが出来ればと思い、俺の個別の事情と、そこから見えてくる一般論について話を少しまとめることにした。


 何故別荘?金かかるよね

 そもそも、俺が菅平に山荘を購入した動機だが、それはその春、3.11があったことが大きい。次は東京直下だということもあり、自宅(埼玉)周辺に何かあったら、避難場所が必要である。あの延々と流れる、政府なんとか機構?のコマーシャルは、今思い出しただけでもぞっとする。

 そこでGW頃だったろうか、中古物件を物色し始めた。関東圏で、別荘といえば軽井沢であったが、ちょっと買おうと思うには高すぎる別荘地の中の別荘地だった。
 
 が、調べれば調べるほど、別荘暮らしの憧れは募っていった。軽井沢だと、いいなと思う物件は、3,000万円以上。年間管理費は、40万円という具合だった。まぁ、そこまでのカネを出す気はなかった。
 
 おっ、これ安いなと思ってよくみると、軽井沢ではなく、北軽井沢。。。そう、北軽だったりした。そこはもはや軽井沢ではない。嬬恋村だ。軽井沢インターを下りてから、延々と北に向かうのだ。中心部の混雑を抜けて、たどり着くには1時間以上掛かる。

 物件も、500万くらいからあったが、大体が、相当くたびれた、しかも写真でみると別荘と言うよりも、普通の住居に毛が生えた程度の見栄えであった。大自然の中という以外に魅力は中々見つからなかった。

 が、俺にはもう一つの揺れ動く計画があった。それは普通の別荘ではなく、古民家再生である。古民家をキーワードに、長野に限らず、群馬や新潟方面も含めて、物件探しをした。古民家の材木を調達し、埼玉に持ってきて、こっちで建築・再生するというプランであった。

 リタイアしたら、バーを経営すると友人らに吹聴していたので、その計画に乗っかって、どこかに近所に土地を買って、古民家バーを開業するという目論見であった。
 
 実際、長野市から西の山を登っていった方面に鬼無里村(きなさむら。最初は読めなかった)という放置古民家が沢山ある地域にも物件を態々見に行った。300万から400万くらいの、ほぼ廃屋の物件をみた。こりゃ無理だという感想を持つのに余り時間が掛からなかった。ワラ。

 帰りに不動産屋のオヤジに林檎のお土産を貰ったのが、唯一の思い出である。

 所詮これは、別荘ライフとは異なる話だった。


 ちょっと長野に蕎麦喰いに行くか

 気を取り直すと、別荘探し路線に戻って、インターネットで色々検索しつづけた。もう秋も深まりはじめていた。そんなある日、菅平高原のとある物件が俺の目に飛び込んできた。掲載されている写真が、俺がイメージする別荘にとても近く、しかも、価格は800万を切っていた。

 見れば見るほど、よさげな物件である。日に日にそう思い込み始めていた。待っていても仕方がない。さっそく、家族には内緒で、物件の見学予約をした。

 当日は、長野にドライブだ!蕎麦食いに行来たい人?とうまいこと言って、奥さんを連れ出し、現地に向かった。10月も中旬頃だった。

 関越の藤岡ジャンクションから信越道の上田・菅平インターまで1時間強。インターを下りて、真田方面に向かう。真田の村を通り過ぎると、菅平方面と嬬恋方面に分岐するのだが、菅平方面はそこから急な登り坂になる。そう、山に登るのだ。

 標高1,300メートルの高地まで俺のスバルSTIは一気に駆け上がった。気温が断然低くなる。関東の真冬の寒さだった。気温が違うな、というのが第一印象。地図を貰っていたので、物件はすぐにわかった。

 不動産屋のオヤジと息子、オーナーのオジイサン、管理事務所の所長がいただろうか。建物の雰囲気は、抜群。広葉樹の葉っぱは既に落ちていたが、木々に囲まれた、ザ・キャビンという環境だった。地面がフワフワというのも初めての感覚だった。落ち葉がクッションを作っていた。

 オーナーの案内で、丁寧にくまなく各所を見せて貰った。何もかも、出来がいい。床の美しさというが、いい材料を使っていることもすぐにわかった。カネを掛けて作った家だ。俺は、一目惚れした。これだ、と思った。オーナーに内外の説明を一通りして貰った後、俺は言い切った。

 「この物件買います」

 そこから、一気にことがすすんだ。

 
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 俺のものになった瞬間の十ノ原君。感慨深い。

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 白樺の白と青い空のコントラストが美しいんだよなぁ。

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 6月上旬頃の若葉が瑞々しい。癒やしのある一枚だ。クロスケ(STI)も、あの頃にはまだいた。センチになる。



 


 これは、寒い菅平の秋でも、外で調理(シチューとかカレー)が出来る優れもの。煙突も標準で付いているはずだが、延長煙突があるとなおいい。標準だけだと、煙が丁度目の位置に来て、煙い。径は106。色々サイズがあるので、よく確認して、本体との接続可否は間違いなきように。
 とにかく、ボッボ、ボッボと音を立ててよく燃える。当然暖かい。不用意に触って火傷に注意。薪代わりの枯れ枝はその当たりにいくらでも転がっている。我が山荘の場合。
 

 

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