春の悦びである、山菜を少し紹介しようと思う。山荘にやって来ると、何故か俗世のことは何もやる気がなくなる。一方、山菜摘みは、いい遊びでもある。
買い物はどうしてる?
この十ノ原別荘地。。。山の中で、近所に店はない。何か買い物したければ、下の真田町に下りていくか、上の菅平村?のスキー場周辺に行くしかない。
まぁ、菅平に上がれば、コンビニも酒屋も農協のスーパーもある。大概は上田で買い出ししてから上がるので、滅多なことでは買い物には出ない。コメリと西友は真田町にある。
春は遅い
さて、十ノ原の冬はだいたい12月から3月であるが、では4月になると、一気に春めいてくるかと言えば、そうではない。下界にいると、その辺がギャップなのだが、4月はまだ零下10度までは軽く下がる。よって、水抜きしなくてもいいタイミングも難しい。
当然、雪はまだまだ道路にも残っている。スタッドレスは4月末までは必要だろう。さすがにゴールデンウィークに雪が降ることはないが、それでも気温はまだ低い。
寒冷地に行くと、関東で寒いと思う気温でも、なんだかそこまでは寒く感じない、という経験はあるはずだ。あれは、不思議なんだな。0度は普通寒いはずなのだが、菅平では、今日は暖かいな、くらいに思ってしまう。
菅平で採れる代表的山菜
福寿草ーこれは山菜ではない(毒草だから)が、春到来の号砲を鳴らす野草と考えていい。3月中旬から咲き始める。
フキノトウーこれは雪の中で既に芽を出していると言うが、見たことはない。庭では一斉に地面から飛び出してくる。芽として採れる期間は二週間から三週間と思う。4月下旬から、5月上旬が旬。GWの定番。これを見ると、やっぱり下界より2ヶ月は遅いのかなと思う。
コゴミーソテツみたいな生え方をする、小ぶりの緑色の草で、これも山菜天麩羅の定番だけど、あまり美味しいと思ったことはない。5月中旬から下旬。
行者ニンニクー何故か、これが庭の決まったところに毎年生えてくる。少量だが、天麩羅素材だ。水仙の葉と間違えることもあるから、臭いで確認すべし。ニンニクを連想させる臭いがある。GWから5月一杯。葉っぱなので、成長して旬を過ぎるということはない。
これは今年2020年の行者ニンニクだが、家の庭で採れるモノとしては立派な部類。
タラの芽ー山菜の王様と呼ばれる。毎年同じところに生えているのはわかっているが、沢山は採れないし、芽を採り尽くしてはいけない。GWから5月いっぱい。目立つので、道路際のはすぐなくなる。摘むタイミングは難しい。
隣が家を建て始めたため、このタラの芽は最早俺のモノではなくなった。
山ウドー俺的にはこれが一番好きな山菜かも知れない。その香りとか苦みが天麩羅にいい。地下茎で繋がっているので、次から次と生えてくる。が、日当たりがいいと、青くて固くて細くなってしまい、食うところがなくなる。一応、葉っぱも天麩羅には出来る。5月中旬から6月の上旬。
スーパーで売っているウドとは全く形態が異なる。土の中に白い部分が隠れているが、長くはない。
コシアブラーこっちは低木の若葉だ。名前を聞いたことがあっても、イメージとは違った山菜の一つだろう。天麩羅に盛ると、タラの芽同様、豪華になる。6月。
ハリギリーこれは余り一般には知られていないが、隠れ山菜王子くらいの称号があってもいい。天狗の団扇みたいな形とでも言うべきか。6月。
ハリギリ。もう少し若い葉っぱを天麩羅で食べるのがオススメ。
ウルイーオオギバボウシともいう。これも庭によく生える。他の山菜に比べると、レタス系とでも言うべきか、柔らかいヤツをさっと湯通しして、マヨネーズを掛けて食べるのが定番。俺の場合。6月。
春の山菜は、これらをカバーしておけば、間違いない。ワラビやゼンマイも見るが、ワラビははっきり言って、どうやって喰うのかわからない。ゼンマイ系は、ケバケバが多くて、処理が難しいので、ギブ。
それから、ギザギザ系の葉っぱ、間違ってトリカブトでしたではすまないので、俺はヨモギですら避けている。ワラ。
山菜採り・クマザサとの戦いには鎌が必携
ということで、山菜採りに必要なのが、鎌である。早速鎌も最初の春に買った。近所の金物屋に、「鎌研いでくれませんか?」と持って行ったら、そのくらい自分でやりなさいと言われた。で、砥石を買わされた。よって、俺の鎌はキレッキレである。
同じ時期に、クマザサが敷地内に攻めてくるので、この鎌が重宝する。切れ味鋭い鎌で、クマザサ野郎を根元からカット! これが結構気持ちいいというか、面白いというか、ストレス解消になることを発見するのに、時間は掛からなかった。
そして、5月も後半になると、やっと春めいてくる。6月に入ると、ようやく白樺の木の芽が一斉に芽吹いてきて、一気に季節が変わる。ジャワジャワと森の中で、何者かが鳴き始めるのもこの頃だ。
最初は、木に大量のカエルが留まっていて、鳴いているのかと思った。が、正体は、エゾゼミであった。そのことを知るのは、随分後になってからである。
銘柄は少し違うが、俺の鎌は大体こんな感じだ。一番オーソドックスなヤツでいい。切れ味鋭いので、くれぐれも自分の足を切らないように。取っ手が滑りやすいので、滑り止め付き軍手があるといい。
買い物はどうしてる?
この十ノ原別荘地。。。山の中で、近所に店はない。何か買い物したければ、下の真田町に下りていくか、上の菅平村?のスキー場周辺に行くしかない。
まぁ、菅平に上がれば、コンビニも酒屋も農協のスーパーもある。大概は上田で買い出ししてから上がるので、滅多なことでは買い物には出ない。コメリと西友は真田町にある。
春は遅い
さて、十ノ原の冬はだいたい12月から3月であるが、では4月になると、一気に春めいてくるかと言えば、そうではない。下界にいると、その辺がギャップなのだが、4月はまだ零下10度までは軽く下がる。よって、水抜きしなくてもいいタイミングも難しい。
当然、雪はまだまだ道路にも残っている。スタッドレスは4月末までは必要だろう。さすがにゴールデンウィークに雪が降ることはないが、それでも気温はまだ低い。
寒冷地に行くと、関東で寒いと思う気温でも、なんだかそこまでは寒く感じない、という経験はあるはずだ。あれは、不思議なんだな。0度は普通寒いはずなのだが、菅平では、今日は暖かいな、くらいに思ってしまう。
菅平で採れる代表的山菜
福寿草ーこれは山菜ではない(毒草だから)が、春到来の号砲を鳴らす野草と考えていい。3月中旬から咲き始める。
フキノトウーこれは雪の中で既に芽を出していると言うが、見たことはない。庭では一斉に地面から飛び出してくる。芽として採れる期間は二週間から三週間と思う。4月下旬から、5月上旬が旬。GWの定番。これを見ると、やっぱり下界より2ヶ月は遅いのかなと思う。
コゴミーソテツみたいな生え方をする、小ぶりの緑色の草で、これも山菜天麩羅の定番だけど、あまり美味しいと思ったことはない。5月中旬から下旬。
行者ニンニクー何故か、これが庭の決まったところに毎年生えてくる。少量だが、天麩羅素材だ。水仙の葉と間違えることもあるから、臭いで確認すべし。ニンニクを連想させる臭いがある。GWから5月一杯。葉っぱなので、成長して旬を過ぎるということはない。
これは今年2020年の行者ニンニクだが、家の庭で採れるモノとしては立派な部類。
タラの芽ー山菜の王様と呼ばれる。毎年同じところに生えているのはわかっているが、沢山は採れないし、芽を採り尽くしてはいけない。GWから5月いっぱい。目立つので、道路際のはすぐなくなる。摘むタイミングは難しい。
隣が家を建て始めたため、このタラの芽は最早俺のモノではなくなった。
山ウドー俺的にはこれが一番好きな山菜かも知れない。その香りとか苦みが天麩羅にいい。地下茎で繋がっているので、次から次と生えてくる。が、日当たりがいいと、青くて固くて細くなってしまい、食うところがなくなる。一応、葉っぱも天麩羅には出来る。5月中旬から6月の上旬。
スーパーで売っているウドとは全く形態が異なる。土の中に白い部分が隠れているが、長くはない。
コシアブラーこっちは低木の若葉だ。名前を聞いたことがあっても、イメージとは違った山菜の一つだろう。天麩羅に盛ると、タラの芽同様、豪華になる。6月。
ハリギリーこれは余り一般には知られていないが、隠れ山菜王子くらいの称号があってもいい。天狗の団扇みたいな形とでも言うべきか。6月。
ハリギリ。もう少し若い葉っぱを天麩羅で食べるのがオススメ。
ウルイーオオギバボウシともいう。これも庭によく生える。他の山菜に比べると、レタス系とでも言うべきか、柔らかいヤツをさっと湯通しして、マヨネーズを掛けて食べるのが定番。俺の場合。6月。
春の山菜は、これらをカバーしておけば、間違いない。ワラビやゼンマイも見るが、ワラビははっきり言って、どうやって喰うのかわからない。ゼンマイ系は、ケバケバが多くて、処理が難しいので、ギブ。
それから、ギザギザ系の葉っぱ、間違ってトリカブトでしたではすまないので、俺はヨモギですら避けている。ワラ。
山菜採り・クマザサとの戦いには鎌が必携
ということで、山菜採りに必要なのが、鎌である。早速鎌も最初の春に買った。近所の金物屋に、「鎌研いでくれませんか?」と持って行ったら、そのくらい自分でやりなさいと言われた。で、砥石を買わされた。よって、俺の鎌はキレッキレである。
同じ時期に、クマザサが敷地内に攻めてくるので、この鎌が重宝する。切れ味鋭い鎌で、クマザサ野郎を根元からカット! これが結構気持ちいいというか、面白いというか、ストレス解消になることを発見するのに、時間は掛からなかった。
そして、5月も後半になると、やっと春めいてくる。6月に入ると、ようやく白樺の木の芽が一斉に芽吹いてきて、一気に季節が変わる。ジャワジャワと森の中で、何者かが鳴き始めるのもこの頃だ。
最初は、木に大量のカエルが留まっていて、鳴いているのかと思った。が、正体は、エゾゼミであった。そのことを知るのは、随分後になってからである。
銘柄は少し違うが、俺の鎌は大体こんな感じだ。一番オーソドックスなヤツでいい。切れ味鋭いので、くれぐれも自分の足を切らないように。取っ手が滑りやすいので、滑り止め付き軍手があるといい。
うまい山菜天麩羅にはごま油だな。これ常識。揚げすぎに注意。 |