ジェイクロのクスッと

日常の出来事、思ったこと、体験したことをクスッと綴る。趣味はカメラと旅行、時々カヤック。興味は歴史と経済とスピリチュアル。関心は健康。特化は別荘ライフと英語かな?

2020年05月

蒙古襲来!

 ゴーストオブツシマという蒙古襲来を扱ったゲームがある。というかこれから発売される。日本製ではなく、アメリカ製。プレステのゲームだ。

 元軍の先遣隊が対馬に上陸し、悪逆非道の限りを尽くして島を蹂躙したあと、生き残った(或いは亡霊となった?)サムライ「仁」というヤツが、元の兵士を倒していくというゲームだという。

 まぁ、殺戮系スプラッターゲームで、俺的には興味はない。というかコントローラーをコントロールできないだろう。それでも、トレーラーを見る限りではクオリティはすごく高そう。それにしてもニッチなところに目を付けたなぁ。ワラ。




プレイはいいから、物語としては観たい。

 まぁ、ゲームは遠慮しておくが、蒙古襲来(元寇といういい方は江戸期?以降らしい)というものがどうだったのか気になったので、少し調べてみた。

 火薬球やらなんやらの新兵器の前に鎌倉武士は為す術もなかったが、あたふたしているうちに大風が吹いて、勝手に元軍が滅んだというのが一般人のイメージである。あの有名な絵のインパクトが強すぎ。ワラ。で、学校でも大体そんな風に教えている。

 そんな結果オーライの蒙古襲来という国家存亡一大事のイベントには何故かあまりスポットが当たることがない。が、これを機に、注目されるかも、という期待も覚える。

 それでも「神風」のストーリーだけで十分というのが一般の風潮かも知れない。だが詳細を見てみると、これが結構面白いのだ。

 フビライは何度も、鎌倉に「おまえら、俺に従え。従わなくば、覚えとけよ」という脅迫を6、7回はやっているという。その都度無視か、使節をぶった切っている。その辺はたいしたモンだな。と、感心する次第である。
 
 戦役としては、文永と弘安の2度あった。この二つの元号、覚えるのが無茶難しい。未だに無理だ。

 で、ともかく最初の文永のとき、対馬、壱岐を経由してやってきた元軍は博多湾に上陸したのだが、九州で集められた武士団との激戦の末、副将の「なんとかさん」が矢傷で負傷したことで後退を余儀なくされたのだとかいう体たらく。

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 これ、教科書では大概右半分だけだからわからなかったが、左側の元軍の兵隊さん、結構弓が背中に刺さっているだろ。(画像はウィキから借りてきた)

 すると何を血迷ったのかその日のうちに完全撤退を決意する。結果、初冬の対馬海峡を夜、夜中に突っ切ろうとして、軍船が大量に難破したらしい。大風のせいではない模様。

 九州武士が奮戦した結果、「日本軍、想像以上につえーよ」という報告がフビライに上がったという話だ。昔から日本人は戦闘民族だったのかなぁと思いをはせると、なんだか頼もしくもある。

 ところで、これより前に、対馬で前哨戦があって、守護代率いる騎馬武者80騎が元軍と戦い奮戦したが、敗れ去った。それでも何騎かが生き残り、太宰府に元軍襲来の知らせを届けたことで、九州本土では戦に備えることが出来たという。その結果の、元軍撃退なのだ。

 で、二回目の弘安の時は、南宋が元の支配下に入っていて、上海方面からの南宋軍を加えた総勢10万だか15万の大群が押し寄せる。が、幕府も今次は用意万端で、博多湾に25キロにも渡る防塁を築いて待ち構えていた。北条時宗が、偉い!と言われるのはこのあたりだろう。
 文永の時は、九州の武士が結集して戦ったが、弘安の時は、鎌倉が出張った。この史実は重要。

 このときも対馬を経由した際に、元軍は住民に対して悪逆非道の限りを尽くしたと言うが、上述のゲームはこのときのゲリラ戦が元ネタと思われる。

 で、元軍は、そのあと博多湾に侵入したが、防塁を見て、「これ無理」とも思ったらしく、しかも海上での奇襲に遭ったり、他方面に上陸しても押し返されたりしていて、仕方なく松浦半島方面に撤退した。

 すると、その夜、俄に海が荒れてきて、これはヤバイと思った元軍は、船同士を縄で括り付けて沈まないように措置したらしい。これが裏目中の裏目だった。
 大風が吹き始めると、船が波濤に揺さぶられぶつかり合う羽目となった。結果多くの船は激しく損傷してしまい、浸水を始めると、終いには悉く沈没したという。これが後の世に言うところの「神風」であった。

 この惨状を目の当たりにした元軍の総大将は、慌てふためくと少数の幹部だけを引き連れて、なんと、遁走した。

 結果、兵の大半、10万人以上が取り残されたという。なんと言う、ヘボなのか。そんなんで勝てるかーい。で、言うまでも無く、残された将兵は武士に皆殺しにされた。そういうところは容赦ない。

 それにしても、船を縄で括ってつなげるという失敗は赤壁の戦いを思い起こされるが、学習してないな。何やってんだか。

 ところで、このときに参戦した南宋軍がどんな陣容だったかは良くわからんが、日本と南宋は貿易もやっていたし、人的交流もあった。そもそもが友好国同士だった。
 だから、南宋軍は基本、厭戦気分があったと思う。到着も遅れたはずだ。結果、戦ったのは、元軍とそいつらに尻を叩かれた高麗軍だった。まぁ、実際はモンゴルだけ相手にしていれば良かったのかも知れないし。

 で、学校でおそわることは、勝ったにもかかわらず褒美をもらえなかった御家人たちの不満がマックス到達、借金チャラにしても効果なく、鎌倉幕府はじきに滅びましたとさ、めでたしめでたしとなるわけだ。

 冗談はさておき、こうやって少し調べてみると、蒙古襲来、結構面白いことがわかった。ちゃんと映画にすれば、見応え満載と思う。
 が、金のない日本では無理なので、ハリウッドにお願いかな。チャイナマネーに汚染されているので、多分、(中国人はモンゴルも嫌いなのだが)元軍の鎌倉侵攻という仰天ストーリーの展開は免れないだろう。。。ワラ。

蒙古襲来 もっと詳しく知りたい

 ウチはラム肉大好きで、健康的だし、ここの味付けラムのリピーター。一袋、2~3人前。ラムさん、お命いただきます。


ジンギスカンにこの鍋は必須。

 ギャラップ社の調査だが、日本人で神を信じる人は71%だという。信じる人の少なさで世界二位。68カ国での調査だそうだが、最近のものかはわからない。71%という数字が多いか少ないかは別にして、キリスト教やイスラム教が言うところの神と日本人が思い描く神様とは全く違うものだ。
 「聖☆おにいさん」とかいうイエスとブッダが荻窪あたりの安アパートで地上の生活を楽しむというSF?コメディ漫画があって、最近海外でも有名だが、あの発想は日本人ならではという。無知蒙昧にして敬虔なクリスチャンは怒髪天を衝き怒り狂うそうだ。おらが神様を馬鹿にすんなと。ワラ。
 まぁそれでも、名前を口にしただけで、テロに襲撃を受ける可能性がある神様もいるので、まだマシなほうである。触らぬ神に祟り無し、だ。

 日本において、まず神様と言えば、トップは天照大神だ。誰も全能の神とは思ってはいないだろうが、神様には違いない。で、この神様のすごいところは、人間に向かって、ああしろ、こうしろとは一切言わない。
 神社には、経典などないし、宮司が、「汝姦淫するなかれ」と戒めることもない。その意味で、神道における神様は、あちらの神様とは性格を異にする。アマテラスに限らず、八百万の神様達は、酒も飲めば、いたずらもするし、エッチもする。ワラ。それが、日本の神様というものだろう。

 では仏教はどうか。仏教にはゴータマ・ブッダ(=人間)はいても、神という概念はない。我が家は真言宗で、ご本尊は大日如来だ。和尚曰く、「大日如来様は太陽そのものです。。。」「そうだったのか!」教義がそうなっているのか、頭の悪い奴にわかりやすく説明するためのレトリックなのかはわからん。
 他にも観音様とか、菩薩様とか、色々いるが、俺的発想では、それは皆、己=人間の心の状態だと思っている。そういう境地に至る過程がそもそも仏教で言うところの修行であり悟りであり、どこにいるかもわからん神との契約とか約束ではない。向かい合うのは、己なのだ。仏教は、宗教というよりは哲学というべきか。奈良で仏教が栄えたのも、学問としてである。葬式屋ではない。

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 丹後一宮元伊勢籠神社 奥宮が真名井神社

 まとめていうと、日本人のイメージしている神とは、自然であり宇宙、或いはそれらを統べているこの世界の根本原理ということに他ならないだろう。もしかしたらそれは自分自身のことなのかも知れない。
 「神頼み」とか言うけれど、それは、成り行きに任せる、せいぜい言って、人事を尽くして天命を待つということだ。宇宙人みたいな神様が現れて、ほれ、助けに来たよっていうことはない。

  何事の おわしますかは知らねども かたじけなさに 涙こぼるる

 西行法師(もと武士だったか?)が伊勢神宮を参詣したときに詠んだ歌だ。これが日本人の言う神様である。

 まぁ、それでも、俺としては、宇宙人が降りてきてくれて、今のこのどうしようもない人類・地球を仕切ってくれないかなぁと思う今日この頃ではある。でなければ、いっそのこと地球にでかい隕石でもどーんとぶつかって、人類を一瞬のうちに滅ぼしてくれないかと思わないでもない。それが、一番楽だから。それが神頼みってもんだ。ワラ。

 因みに、日本人以上に神様を信じていないのは、中国人だという。やつらならあり得る。ワラ。日本人のそれと彼らのそれとは若干性質が違うと思うのだが、面白い結果だ。それにしても、アーメンを信じている人は、少しオツムが足りないと俺は思う。ここだけの話だ。
 日本人の平均知能指数はたしか107。で、西欧人(範囲は不明)のそれは94だという。大きな差だ。正しいかどうかはしらんが、少なくとも「逆だろ?」とは思わない。日本人に遍く西洋の神様を信じろというのは、ザビエルの時代からどだい無理な話なのである。





Pompeo officially declares Hong Kong ‘no longer autonomous,’ slams China intervention
(ポンペオは「香港には最早自治はない」と公に発言し、中国の介入を批判した。)

Secretary of State Mike Pompeo on Wednesday officially declared that Hong Kong is no longer autonomous from China, days after Beijing moved to impose new national security legislation on the territory.

(国務長官マイク・ポンペオは水曜日、「最早香港には中国から独立した自治権は存在しない」と公言した。北京政府が新国家安全法の香港に対しての立法化へと動いた数日後のことだ。)

Beijing’s disastrous decision is only the latest in a series of actions that fundamentally undermine Hong Kong’s autonomy and freedoms and China’s own promises to the Hong Kong people under the Sino-British Joint Declaration, a U.N.-filed international treaty,” Pompeo said in a statement.

(北京政府のこの破壊的な決定は、香港の自治と自由を根底から揺るがす一連の動きの中の、一番新しいものであるというに過ぎない。これは、中英共同宣言という国連で採択された国際条約に中で確認した香港の人々に対する中国自らの約束を反故にするものである。)

TRUMP 'DISPLEASED' WITH CHINA'S PROPOSED HONG KONG CRACKDOWN, MCENANY SAYS

(トランプは中国が目論んでいる香港の弾圧計画に不快感を露わにしている、とホワイトハウスの報道官マッケナニーは言う。)

Chinese government officials, citing national security, announced that the National People’s Congress (NPC) will review legislation that would criminalize anti-government movements, like the recent years-long pro-democracy protests. Pro-democracy advocates say that such a move goes against the "one country, two systems" framework that promises freedoms to residents in Hong Kong not available to Chinese citizens in the mainland.

(中国政府高官は、国家安全保障を引き合いに出し、「全人代は、近年見られる民主化要求抗議運動のような反政府活動を、非合法なものとするだろう法令の施行を検討することになる」と言明した。民主化要求主唱者らは、「そのような動きは、本土中国人民への適用にはない、香港住民に与えられた自由を約束した『一国二制度の枠組み』に違反するものである。」と話す。)

It's one in a series of incursions by Beijing onto the liberties enjoyed in Hong Kong, that were agreed to continue after Hong Kong was handed over from the British in 1997, before which it was a British colony.

(それは、香港の人々が享受してきた自由に対する、北京政府による一連の奇襲攻撃の一つです。その自由とは、かつては英国のコロニーであったその香港が1997年に英国より返還された後も継続することが合意されたものである。)

The State Department is required to assess the territory’s autonomy from China, and that on Wednesday Pompeo certified to Congress that Hong Kong “does not continue to warrant treatment under United States laws in the same manner as U.S. laws were applied to Hong Kong before July 1997.”

(国務省は、中国によって香港の自治がいかなるものとなるのか、ということと、水曜日にポンペオが議会で証言したように「香港は、1997年7月以前適用されていた合衆国法と同様の条件での扱いを継続して保証することにはならない」としたことの検証・評価を行うように指示を受けている。)

No reasonable person can assert today that Hong Kong maintains a high degree of autonomy from China, given facts on the ground,” he said.

(「まともな人間なら、現状を鑑みる限り、香港が中国から自立し高度な自治を維持できると断言できる者はいない。」と彼は言った。

Pompeo later tweeted that “Hong Kong is no longer autonomous from China, given facts on the ground.”

(ポンペオは、そのあと「現状を鑑みるに、最早香港には中国から自立した自治はない。」とツイートしている。)

The U.S. move is a significant shot at Beijing as it the U.S. is arguing that China's actions will make it impossible for Hong Kong to enjoy its status as a key financial hub. Administration officials are not hopeful that the statement from Pompeo will cause China to back off its actions in Hong Kong – and fear that “Hong Kong may be lost”

(アメリカの動きは北京政府への強烈な打撃となる。米政府は今回の中国の行動は香港が基幹金融ハブとしての立場を享受することを不可能ならしめると言及していることからも明らかだ。政府関係者らはポンペオの発言が香港に対する行動において中国を譲歩に導くとは考えていない。ーそして、香港が消滅するかもしれないという恐れを抱く。)

Both the State Department and the White House had objected to the proposed law. White House officials said on Tuesday that President Trump is "displeased" with the efforts from China -- coming amid growing tension between the U.S. and China over its botched handling of the initial outbreak of the coronavirus.

(国務省もホワイトハウスも中国による立法化には反対してきた。火曜日、ホワイトハウスの関係者ら曰く、「トランプ大統領は、コロナウィルスの初期感染拡大における中国のまずい対応について米中間が緊張の高まりを見せている真っ最中にこうしてでてきた、この中国による一連の動きについて不快感を露わにしている、と話した。)
"He’s displeased with China’s efforts and ... it’s hard to see how Hong Kong can remain a financial hub if China takes over," press secretary Kayleigh McEnany told reporters.

(「彼は中国のこの動きに不満を表わしているし。。。香港がどのように金融ハブとして存続するのかを想像することは難しい。もし、中国が、これを引き継ぐことになるとしたら。」と報道官のキーリー・マックエナニーは報道陣に語った。)

Fox News' Rich Edson, John Roberts and Caitlin McFall contributed to this report.

(フォックスニュースのリッチ・エドソン、ジョン・ロバーツ、ケイトリン・マックフォールがレポートに協力)

autonomous: 自治(権 )のある、自立的な→autonomy
slam: ドンと置く、バタンと閉める。ここでは、こき下ろす、酷評する。
intervention: 干渉
impose: 税や罰を課す、強いる,押しかける。(語源は「上に置く」)
legislation: 立法、法令(動作と状態の両方の意味があるのが煩わしい)
disastrous: 悲惨な、壊滅的な、壊滅的な。disasterの形容詞。
undermine: 密かに名声を傷つける、健康を害する、下を掘る、土台を削る。
file: 訴訟を提起する。(「やすり」という意味もあり、トリッキーな単語)
crackdown: 弾圧、取り締まり。(crackからは連想が難しい単語)
cite: 引用する。(siteと同音なので注意が必要)
National People’s Congress (NPC): 全国人民代表大会
criminalize: ~を有罪とする、犯人とする。
protest: 抗議、異議、抗議集会。(語源は「人前で証言する」)
advocate: 主唱者、唱道者、代弁者
incursion: 突然の侵入、襲撃
warrant: 正当な理由・根拠、正当な権利、その根拠となるもの、令状、召喚状
assert: 断言する、強く主張する、出しゃばる。(発音の似たassaultはincursionとほぼ同じ意味)
back off: 後ろへ下がる、義務から除かれる。
object: 異議・不服を唱える、反対する。
botch: 無様なつぎはぎ、下手な仕事。下手に繕う、下手な仕事をする。

 ちょいと、今回の香港は状況がやばすぎると思う。この先どうなるのか、注視が必要。無性に
香港九龍島の飲茶が食いたくなってきた。聘珍樓も十分うまいが。ワラ。







香港デモ戦記 (集英社新書)
小川 善照
集英社
2020-05-15



    

 スピ界隈によると、人間は生まれてくる前から、いつ死ぬかは決まっているのだそうな。が、何時死ぬかもいいが、何故生まれてきたのか、のほうが気になる。
 誰だったか、宮沢賢治だったような気もするが、ある文豪が、「人は何故この世に生まれてきたのか」という質問に対して、「だから、それを知るために生まれてきた」と答えたという。それを聞いた俺は、「じゃぁオマエは結局それを知ったのか?」とその文豪に言い返してやった。ワラ。そいつはきっとこう答えたはずだ。「知った」と。ワラ。

 余談はさておき、俺は、その答えは「人間は死ぬために生まれてきた」に尽きると思う。再びスピ界隈の話だが、人は何らかの使命を帯びて生まれてくるのだという。しかも親を選んで。大概の使命は、魂の修行の為だという。どういうこっちゃ。苦しめば苦しむほどいい。まぁこのあたりで、スピは新興宗教臭くなるわけだ。YouTubeみても、スピ系は長髪の胡散臭い「モテ期ないだろ系の」連中が多いのは事実である。

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 人間は肉体的には必ず死ぬ。だったら、それが終着点だ。死ぬために生まれてきたで間違いないだろう。ならば問題は、どのように死ぬかということに行き着く。そう、どう死ぬかだ。なんとなくだが、自殺はダメだ。いわゆる天寿を全うするというのが、一番いい。
 じゃぁ、どのように天寿を全うするのか、と言う話になるが、俺は思う。人に迷惑を掛けない死に方がベストだ。
 百年もすれば、大概の死人はほぼ忘れられる。今、百年前に死んだ身内のことを知っているヤツは少ないはずだ。まぁ、所詮、人の生などは夜露の滴くらいの存在なのだよ。

 ところで、黒爺が死んで、もう4年が経とうとしている。で、何に腹が立ったかといえば、ゴミを引っ散らかしたまま死んだことだ。まだ覚えているぞ。ワラ。しかも、それより20年くらい前から、「俺は明日の朝死ぬかもしれない」と言い続けてのザマだ。
 書斎らしき部屋は、錆びた金槌やらなにやらのガラクタの吹きだまり、山盛りだった。ジジババの居間もガラクタだらけ、なぜだか掃除機を五台も十台も買ってきては放置。1円玉やら10円玉が部屋のあちこちから出土。クローゼットからは年代物の腐った安ウイスキーの瓶の大放出。自転車置き場は、ゾウリムシのサナギの死骸で溢れていた。ワラ。
 明日死ぬんだったら、今日片付けろ。この一言に尽きたのだが、ヤツは一度も片付けることもなく、お陀仏した。俺が仏壇に線香を上げるときは、必ず、念仏はざけんなよ、と唱える。ワラ。ヤツも俺の怒りはわかっている。ゴミは結局俺が殆ど片付けた。

 そして今、さらなる強敵が俺の前に立ち塞がろうとしている。黒婆だ。今週、胆嚢炎で、救急搬送されて、今入院中だ。一瞬、やべぇ、また俺がやんのか?と焦ったが、おそらくまだ大丈夫だ。しかし次回は黒爺のときの五倍の兵力を持つ敵だ。こっちもいつまで身体が動くかわからんのだから、いいかげんにせいよ。
 結論ー死ぬ前に片付けろ。






 普通にあるべきモノがない日常。。。プロ野球はあって当たり前だったが、なければないで、なんとかしのげる。そんなコロナの日常。今年はないのじゃないかと思っていたが、愈々決まった。2ヶ月半遅れで、ことしは交流戦もCSもない。まぁそれはいい。毎晩試合を見ながらビールを飲む。そんなささやかな日常が戻ってくることを歓迎する。

 さて、わがファイターズだが、最初は西武と当たるようだ。面白い試合を期待したいが、スタメン予想は以下の通り。先発は有原できまり。みんなゆっくり休養が取れたと思うので、期待大。他所もそうなんだが。

1.西川(8)  ー3割、盗塁王を狙え。
2.渡邊(2)  ー強打者への脱皮を期待。目指すタイプは浅村か。
3.近藤(7) ー4割打てとは言わない。4番につなげ。
4.中田(3) ーそろそろ30本は狙いたい。試合数がないので、まぁ25本か。
5.清宮(DH) ーまずは怪我なく。ホームランを狙っていけ。
6.大田(9) ー広角に打ち分け、打率アップ。15本は固い。
7.宇佐見(2) ーリードが大事。意外性のバッティングを見せてくれ。
8.ビア(5) ーまずは守備で見せてくれ。いつかレアードみたいになれ。
9.石井(6) ー今年一番の覚醒株かもしれない。守備も気を抜くな。

 まぁどこかのスポーツ紙による予想なので、この通りになるかはわからない。が、まずまずの布陣だと思う。下馬評が低いのは相変わらずだが。ワラ。
 ポイントは、清宮の5番が妥当かという点が第一。打てなければ、じきに大田と打順を入れ替えることになるか、ワンと交代するかだろう。ワンは小笠原コーチの指導で、去年よりはいいようだ。
 次が、キャッチャーが宇佐見なのかという点。清水でもいいかもしれない。打つ方はそれほど遜色はないか。あとは、有原との相性で決められるはずだ。
 それから、ビアヌエバが本当に使えるのかという話。打つ方優先なら、横尾かもしれないが、彼は守備に不安が残る。ビアは守備固め要員の可能性ものこる。或いは、平沼が二人の隙を突いて台頭する可能性もある。
 あとは、ショートの石井。中島の安定感は捨てがたいが、空中戦が予想される西武との戦いは、打ってナンボの試合になるので、その意味では覚醒しつつある石井に期待する。
 芸人、帝京杉谷の出番はリアルベースボール盤まで。西武の山川、森とは仲よさげに遊んでいたのが、微笑ましかった。メットライフなので、バッティング練習中に弄ってもらえるところまでが、お約束か。

 こういうことを、あーだあこーだとやるのも野球ファンには楽しい一時なのだ。昔ほど、勝った負けたで騒いだりしないが、面白い試合を期待する。
 当初は無観客でやるらしいが、選手の声が聞こえるというメリットもある。余計な応援やら、イベントもなくなり、試合時間短縮も期待される。新しい発見を楽しむのもいいだろう。あと、三週間だ。

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 追伸:今日のニュース。ビアヌエバ、盲腸で手術。復帰は7月。一番喜んでいるのは、横尾かな。




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